6年間を通した学年進行の目標
学校目標「光と塩」を達成するために、学年進行の目標を掲げています。授業、総合的な学習、学校行事などを通して、”Women for Others”へと成長していくことを目指します。”Women for Others”とは、他者のために生きることを喜びとする女性…つまり、自分が精一杯がんばって身につけた成果や習得した技術・専門知識をもとに、 専門性や実力を発揮して、他者のために喜んで生きることを意味しています。
中1の始め方
光塩では、新入生が安心して学校生活を始められるよう、入学前や入学直後に様々なイベントがあります。
入学前 |
2月 |
新入生歓迎会 |
中1の生徒が新入生に向けて工夫を凝らした企画を行います。同級生との初めての顔合わせの機会です。 |
1学期 |
4月 |
入学式・ミサ |
ミサは、聖歌を歌い、神父様のお話を伺う祈りの時間です。 |
体力テスト |
入学後すぐ、出席番号ごとのグループで校内を巡ります。 |
||
オリエンテーション |
第一部は学校生活の基本的なルール、ミサやお祈り、制服などに関する説明を聞きます。第二部は自己紹介ゲームやワークショップに取り組みます。 |
||
光塩祭 |
公演や試合を見学し、様々な部活動を知ります。 |
||
5月 |
遠足 |
クラス内で班分けをし、アドベンチャーゲームで親睦を深めます。 |
「もう一人の友」を想う MFB
光塩では、独自の支援活動であるMFB(メルセス会フィリピン奨学金制度)を企画し、20年以上継続しています。この制度は、生徒が毎月おこづかいの中から100円ずつ出し、各学年2~3人のフィリピンの青年たちが学校に通えるように経済支援をする、というものです。MFBを通して、遠くにいる「もう一人の友」のために何ができるかを考える機会となります。
その他、各学年での取り組み
ボランティア部では、MFBの奨学生へ英語でクリスマスカードを作って送ります。 中3では、老人ホームの方々へ、クリスマスカードを作成し、有志が直接届けます。また、NPO法人プラン・インターナショナル・ジャパンに勤める卒業生による講演会で、途上国の女の子について話を聞き、知ることや行動を起こすことの大切さを考えます(参照:プランインターナショナルジャパンによる講演)。
体育祭では、すべての競技が終わった後、高等科生が「キリストの平和」を意味する「PX」の人文字を作り、中高生全員で静かな祈りの時間をもちます。
卒業生の声
興味や個性を伸ばしてくれる先生方のあたたかさ
先生方の教科へのあふれる愛を感じながら、手作りの良質なテキストや問題を浴びるようにして育ちました。なかでも大きく影響を受けたのが理科教育です。現在は大学院の博士課程に籍を置き、NPO法人ガリレオ工房と東京学芸大こども未来研究所に所属して、科学技術の楽しさを伝える活動に力を注いでいます。年に2コマ、光塩の高2生に講義を行っていますが、自分の考えを自分の言葉で伝える力に長けた後輩たちを頼もしく感じ、興味のあることをのびのびと楽しんでほしいと願っています。「ありのままのあなたはかけがえのない存在」と教え導いてくれた光塩の教育に出会い、私は自分に与えられた賜物に気づくことができました。