Career
堅実な価値観のもと、キャリア・デザインを考える
光塩女子学院では、人生設計も含めて将来を見据えた進路指導を行っています。めまぐるしい社会の変化の中にあっても、光塩の教育の基本理念は、ぶれることなく一貫しています。それは「しっかりした倫理観のもとに、総合的で確実な基礎学力を身につける」ということです。時代背景・教育環境・社会で必要とされるスキルなどの変化に伴って内容や方法が変わっても、光塩の教育・進路指導は、この理念のもとに構築されています。
高等科での進路指導
現在、生徒全員が大学進学を志望しています。光塩生の大学進学の特徴は次の2つです。
①現役合格率および進学率の高さ ②進学の分野が理数系・社会科学系・人文科学系と多岐にわたっている
学習面の指導
中1から高1までは、全教科の基礎学力をつけることをめざしています。高2・高3では、各自の進路に合わせた選択教科を大幅に取り入れ、全体の約半分となっています。さらに生徒の実状や必要性に合致するように、カリキュラムを編成しています。
授業内容は、大学入学試験合格のためだけではなく、大学での専門教科につながるような、内容の濃いものにするよう心がけています。もちろん、それらの教科をしっかり学び続けることで、大学入試にも対応できる実力がつきます。中等科からの学習指導に加え、進路指導に関しても共同担任制のメリットを生かし、担任が各教科担当と連携をとりながら、担任団で一人ひとりの生徒をきめ細かく指導。全教員の力を総動員して、生徒を見守る体制となっています。
進路選択を助けるための機会
高1では、社会で活躍している卒業生を迎え、職業についての関心を養い、進路選択の幅を広げるためのヒントとなる講演を企画しています。
また、高2では、大学に在学中の卒業生による進路ガイダンスを行っています。単なる活字記事や漠然とした評判だけでなく、実際の大学の姿や高校までにない未知の学問分野など、さまざまな情報を得る機会としています。これらは主に、各学年の総合学習の時間に行っています。
さらに、共通テスト・推薦入試などの大学入試のしくみや、大学別合格と光塩在校中の成績との関連を示すデータなどを主な内容とする『進路の手引き』を作成し、高等科生に配布しています。