特別講座「日経ビジネスを読む」が今年も盛況です 特別講座「日経ビジネスを読む」が今年も盛況です

5月22日(水)特別講座「日経ビジネスを読む」では、日経BPの方をお招きして、日経ビジネスを読むときのコツや、継続して面白く読む方法を学びました。普段の特別講座では、生徒は一人一冊ずつ配布される雑誌を読んで、興味を持った記事を紹介したり意見を共有したりしています。今回、日経BPの方にアドバイスいただいたことで、これからみんなでより一層経済を面白く、「自分事」として身近に感じながら、雑誌を読むことが出来そうです。この講座は中学2年生~高校2年生までの生徒が学年を超えて意見を交わしながら雑誌を読んでいます。今後も日経ビジネスをきっかけにして経済を知り、楽しく社会に興味を広げていきたいと思います。

ラーニングコモンズで輪になってお話を聞いています

興味を持った記事について自由に意見を交わしています

津田塾大学高大連携科目等履修生の授業が始まりました! 津田塾大学高大連携科目等履修生の授業が始まりました!

4月から、高大連携協定に基づき、高校生希望者対象の津田塾大学の講義(オンライン)が始まりました。受講した生徒からは「国際関係概論では、たとえば文化的なパワーについて学んだあとに、ソフトパワーの例について考えるレポートが課されたりします。一見難しいですが、先生の解説が分かりやすいです。」「インターネット概論では、検索のしくみなどインターネットの基本を学べます。はじめて知ることばかりで面白いです」との感想が聞かれました。中には津田塾大学のキャンパスに行き、図書館を利用して、「英語の本の多さに圧倒されました」という人も。(科目等履修生は図書館などの利用ができます)。出願を迷っている人のために、以下のコメントが寄せられました。「大学の講義を受ける貴重な機会です。少しでも興味があればぜひチャレンジしてください」

教養演習イベント 教養演習イベント

3月2日(土)に、高2の学校設定科目「教養演習」のイベントとして、国際移住機関ジュネーブ本部 出入国・国境管理ユニットにご所属の田本さら茉先生による講演会「私の経歴紹介:自分の関心と真摯に、柔軟に向き合う」が実施され、高1も合同参加しました。現在ジュネーブにいらっしゃる田本先生のご都合により、オンラインでの開催となりましたが、質疑応答の時間には約50分にわたって生徒から質問が絶えませんでした。田本先生は海外で働くことを実現するに至った動機やきっかけを、大学・大学院での学びや外務省での経験を通してお話しくださいました。中でも、現地の人が実感している問題を聞いて対応策を具体的にし、現地の人と国外の人とが協働して利益を生み出していく「参加型開発」の概念は、普段から「もう一人の友」に思いをはせる機会をもつ光塩生にとって印象的に映ったようです。また、国際機関で働くのに特に大切なこととして、田本先生は「自分の思いを言葉にして伝え、発信し続けること」を強調されました。異なるバックグラウンドがあることを前提に、相手に何かを伝えるためには、自分の当たり前を取り払って言葉を尽くし語る必要があります。このことからは、英語や国語といった言語の種類の枠組みを超えて、言葉というものの存在意義への示唆が実感され、生徒たちは講演後、熱心に感想を書いていました。

10人以上の生徒が質問に列をなしました

高2会場の様子

 

高1会場の様子

 

 

 

 

 

高3 アイメイト体験会 高3 アイメイト体験会

3月に高3の希望者によるアイメイト(盲導犬)体験会が行われました。

公益財団法人アイメイト協会から2名のスタッフの方と4頭のアイメイト候補犬が来校してくださいました。

はじめにアイメイトがどのように生まれ育って訓練を受けるのかなどの講義を受けて知識を深めました。途中、2グループに分かれ、アイマスクをした状態で背の順に並ぶことに挑戦したり、名前順に並んだりして、目の見えない世界では言葉や音を積極的に発信してコミュニケーションをとることが大切であることを体感しました。

後半はアイメイト候補犬と歩行体験をしました。アイメイトに近づきすぎて踏んでしまうのではないか、障害物にあたるのではないか、と怖くてすり足で歩く生徒たち。どんなにアイメイトが可愛くても、撫でて褒めてはいけないもどかしさを抱えながら、最後はお別れしました。

目隠しをして背の順に並ぶのが難しそうでした

椅子がある場所まで誘導し、安心して座れるように補助します

ペアになって誘導します

アイメイト候補犬との歩行体験

たくさんの気づきを頂きました

第90回高等科卒業式 第90回高等科卒業式

春風が雲を散らし、澄んだ空を与えてくれた佳き日に、第90回高等科卒業式が挙行されました。コロナが5類になって初めての卒業式では、在校生も列席し、保護者・教職員とともに高3生の卒業を寿ぎました。

まず、校長から卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡されました。次に皆勤賞・精勤賞の授与があり、皆勤者、精勤者の保護者には受賞者の手から感謝の花束が渡されました。

校長祝辞では、この学年の、他者の優れた点を認められる謙虚さや他者を思いやることのできる優しさが述べられました。また、コロナ禍の制約の中での親睦会に、新たな枠組みでの学年企画を立ち上げた柔軟性が称賛され、その特性を活かして次のステージへ進むようにとの励ましの言葉が述べられました。

後援会会長の祝辞では、このように保護者・卒業生・教職員・在校生が一同に会して卒業式が開催できることは当たり前なことではなく、世界には学業の機会ばかりか生きることさえ保証されていない人が大勢いることに気づき、自分たちがいかに恵まれているかを感じ取り、「恵まれた」者に与えられる使命というものを立派に果たしてほしいとの願いが述べられました。引き続いて保護者代表が祝辞を述べ、光塩女子学院で育まれた祈りの心を大切にしてほしいとの言葉がありました。

卒業生総代答辞では、高等科での生活を一年ごとに振り返りながら、さまざまな困難を仲間とともに乗り越えて新たな企画を立ち上げ、学校行事を成功させた喜びを述べていました。また、学校生活における周囲の支えの大きさに感謝する気持ちを伝えていました。

今年度は、在校生がロッシーニ作曲「愛」の合唱を卒業生にプレゼントし、卒業生はクリスマス会で金賞を受賞した「ぜんぶ」、「スタンドアローン」の2曲を曲紹介とともに披露しました。仲間とともに歌う最後の合唱に、卒業生たちは万感の思いを込め、聴衆の感涙を誘いました。

式を終えて拍手に送られて退場していく卒業生を待ち受ける空の色は、第90回卒業生にふさわしい清々しい青でした。

式の始まり

卒業証書授与                

高等科送別会 高等科送別会

暖かな陽射しが降り注ぐ日、高等科2年生・1年生がまもなく卒業する高3生を送別する会が催されました。

第一部は送別ミサ。光塩の校名の由来であるマタイ福音書5章13-16節が読まれ、神父様は高3生に向けて、光塩での学校生活の中で経験したよかったこともよくなかったこともすべてをそのまま受け取り、感謝することが大切とお話しされました。また、ミサの中で在校生から高3生に贈られるスクールリングが神父様によって祝別されました。

第二部は高2・高1による出し物です。高2は有志によるダンス、ミュージカル部による歌と踊り、ダンス部のダンス、それにショートムービーと趣向を凝らして、高3生を楽しませていました。高1は、各クラブごとに取った動画と高3生の歩みをたどる写真を編集した動画を上映して高3生に感動を与えていました。

在校生たちの先輩に対する感謝の気持ちと別れを惜しむ熱い思いがよく伝わる素晴らしい催しでした。

送別ミサ

有志によるダンス

ミュージカル部

高1作成動画

ダンス部

ラーニング・コモンズチームの生徒が活躍しています! ラーニング・コモンズチームの生徒が活躍しています!

昨年2学期にラーニング・コモンズが開室してから約半年が過ぎました。今年1月より、生徒によるラーニング・コモンズチームが発足し、8月の改装に向けた建築会社との打ち合わせにはチームの生徒も校長先生や教頭先生と席を並べ意見を交わしました。「床のカーペットのパターンはどのように組み合わせよう?」「カーテンや壁の色は何色がいいと思う!」といった忌憚のない意見は、生徒ならではの斬新な発想からくるものばかり。2月に実施した探究発表に関連した「探究本」企画も、生徒の描いた黒板アートやPOPで彩られ、通る人の関心を誘っています。2月にはチームメンバーも増えて、ラーニング・コモンズは今後も発展していく予感です。どうぞお楽しみに!

初めての名刺交換に挑戦!

あらゆる挑戦が楽しみに変わります。

建築会社との会議の様子

探究本と題した出張文庫に挑戦しました。ユニークな黒板アートとPOPが素敵です。

高1総合 租税教室 高1総合 租税教室

高等科1年生では、主権者教育の一環として、杉並税務署の方をお招きして租税教室を実施しました。

租税の仕組みについての概説に続き、後半は「税の公平ゲーム」。地域の公園を作る費用をまかなうために、収入の異なる3者からいくらずつ税を負担してもらうかを、周りの生徒と話し合いながら考えます。これは税の垂直的公平と水平的公平について、わかりやすくつかんでもらうための問いかけでした。生徒たちからは、「“税は社会という組織の会費”という言葉が印象的だった。私たちは社会を支える側、かつ支えられる側でもあるから、税は必要なものなのだと、税に対するイメージがポジティブになった」「どう課税するのが公平かは、視点によって変わることに気づき、公平性の奥深さについて改めて考えた」などの声が聞かれました。中には「税務署の職員の方々がこのお仕事を選んだきっかけについてのお話が、進路選択の参考になった」という生徒もいました。

生徒たちにとって、社会の一員としての自覚を持つ貴重な学びの機会となりました。

高2 進学ガイダンス 高2 進学ガイダンス

高2では、12/2(土)に、大学在学中の卒業生による進学ガイダンスを行いました。和気あいあいとした雰囲気の中、生徒たちは、光塩在学中の勉強方法や進路決定の過程、大学の様子などについて自由に質問し、熱心にメモをとっていました。部活の先輩に久しぶりに会えて喜んでいる生徒もいました。進学ガイダンスを通して、目標に向けて何をするべきかが明確になり、生徒たちが自分の進路について前向きに考えるきっかけとなりました。卒業生の皆様、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

高1総合 卒業生講演会 高1総合 卒業生講演会

高1の総合では、進路・キャリア教育の一環として、卒業生の西澤彩花さんをお招きしてご講演いただきました。

「15歳の私へ―君たちはどう生きるか」と題したご講演では、光塩時代の演劇部や応援団長として奔走した日々や勉強に打ち込むことになった転機、その後の進路を決定づけることになった大学時代など、ユーモアあふれる語り口でお話しくださり、生徒たちは惹き込まれていました。
最初にキャリアを積まれたANAでの奮闘、外務省に出向しての幅広い活躍、そして現職の経営人材コンサルタントの仕事など、貴重なご経験を生徒にとって親しみやすいエピソードとともにご紹介下さり、生徒たちは熱心にメモをとり、質疑応答もさかんにおこなわれました。

「好きを手放さない」「どんな瞬間も自分らしさを諦めない」「誰にでもできることの中にこそ、自分らしさを見いだせる」「人間関係の基本はGive and Give and Be Given」といったお言葉が特に生徒たちの心に響いたようです。
自らの進路に思いを巡らせている高1にとって、視野を広げ思索を深める機会となりました。