特別講座 ~Learning English through Arts and Crafts~ 工作を通じて英語を学ぼう 特別講座 ~Learning English through Arts and Crafts~ 工作を通じて英語を学ぼう

水曜6時間目に自由に選択できる特別講座のひとつ~Learning English through Arts and Crafts~美術や工作を通じて英語を学ぼう についてご紹介します。

ALT(外国語指導助手)のスコットランド出身ジェマ先生とカナダ出身メリッサ先生が隔週で行っている講座です。今回は様々な動物を英語の作成マニュアルを見ながら作りました。先生に粘土をもらう際には” Which color would you like? ” または “Is this enough? “などの質問に ” I want yellow.”  ” I need more.” などと英語で答えていきます。 静かな音楽が流れる中、生徒は集中して手先を使いかわいらしい作品をたくさん作り上げました。

“ハチ”作り方マニュアル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何の動物かわかりますか?恐竜もまざっているかも?

 

ラコモン出張文庫 パワーアップして拡大中です! ラコモン出張文庫 パワーアップして拡大中です!

ラーニング・コモンズは今夏に改装を予定しています。有志生徒のラーニング・コモンズチーム(略してラコモンチーム)は、改装前の最後の施策として、POP付きの出張文庫を中等科1F~3Fの3フロアに拡大して展示しました。ここで展示した本はすべて、ラーニング・コモンズで、チームのメンバーがそれぞれ思い思いに選んだものです。

さらに、高等科3年生のフロアでは、教育実習生の協力により、論理国語で勉強中の医療・生命倫理をテーマにした出張文庫を開設しました。ここでも実習生によるアイディア満載のPOPがそれぞれの本の魅力を引き立てています。 

POPにはその本を選んだみんなの想いが詰まっています。メンバーと実習生の想いが光塩生に届きますように。この夏、かけがえのない1冊に出会おう!

中3フロア

中2フロア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中1フロア

高3フロアのポスター

 

 

 

 

 

 

 

 

高3フロア

 

 

 

 

 

 

 

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー6月 マッチ先生が贈る今月の一句ー6月

「紫陽花に宿りし雨滴いとおしむ」

関東地方もついに梅雨入りしました。連日の日照りに、心なしかくすんで見えていた紫陽花が、急に生き生きしてきました。各地で紫陽花祭りが開催されているようです。

さて、皆さんは「雨滴」すなわち「雨のしずく」に目を留めることがありますか。私はある時から「雨滴」に目を留めるようになりました。それは、五木寛之さんの書かれた随筆『大河の一滴』を読んでからです。読後、しばらくは感動のあまり言葉が出ませんでした。そこに書かれていたのは、私たち人間一人一人が「大河の一滴」だということ。水は「一滴」では「大河」を成すことはできませんが、たくさん集まれば大きな河を成すことができる、そう考えると「一滴」だって無駄な存在ではないということ。それを教えてくれたのが、この作品でした。

紫陽花に必死でしがみついている雨滴を見ていて、その存在がいとおしくてならないのです。

特別講座~洋書を読もう~ 特別講座~洋書を読もう~

水曜6時間目には様々な自由参加の特別講座が行われています。「洋書を読もう」という授業をご紹介します。

①辞書は使わず、日本語に訳さずに英語のまま理解しましょう。②わからないところは飛ばし、わかるところをつなげて理解しましょう。③つまらないと感じたらその本を読むのはやめ次の本を読みましょう。このようなルールで図書館にあるたくさんの洋書を各自のペースで読み進めていきます。どんな本を何ページ読んだかの記録を取り、1年間にかなりの冊数を読む生徒もいます。Oxford Reading Tree Seriesのようにどんどんレベルアップしていくものをはじめとして、Penguin Graded Readers、 Wolf Hill Series, Harry Potter(ハリーポッター)、Hungry Caterpillar (はらぺこあおむしの絵本)などの日本語でもお馴染みの絵本の英語版、ディズニー関連のものや英語の図鑑などバラエティーに富んだ洋書をそろえています。何年間もこの授業を受講している生徒もいます。こうして英語を英語のまま理解したり、単語がわからなくても推測する力、速読力を養っていくことができます。お気に入りの洋書を紹介したポップや紹介文も作っています。

生徒作成 「不思議の国のアリス」などのポップ(紹介文)

ALTによる特別講座~体を動かして英語を学ぼう!~  ALTによる特別講座~体を動かして英語を学ぼう!~ 

水曜6時間目にALT(外国語指導助手)による何種類かの特別講座が行われています。その中の“Learning English through Arts and Crafts”という授業をご紹介します。日本文化が大好きで、絵や工作もお得意なジェマ先生(スコットランド出身)とメリッサ先生(カナダ出身)が楽しい雰囲気で進めてくれる人気の授業です。実際に手を動かして工作をすることを通して英語を身に着けていきます。今週からたくさんの中1の生徒も参加したので、まずはウォームアップとしてゲームを行いました。“Commander”という命令ゲームで、もちろん英語で命令されます。一番動きが遅かった人が紙に書かれた次の指令を出します。“Hop on one foot!”     “Go to the window! ”   “Touch something yellow!”  などの指令を聞いて、みんな元気に動きまわっていました。体全体を使って、多くの英語の語彙を覚えていきます。他の英語特別講座のご紹介もお楽しみに!

特別講座「日経ビジネスを読む」が今年も盛況です 特別講座「日経ビジネスを読む」が今年も盛況です

5月22日(水)特別講座「日経ビジネスを読む」では、日経BPの方をお招きして、日経ビジネスを読むときのコツや、継続して面白く読む方法を学びました。普段の特別講座では、生徒は一人一冊ずつ配布される雑誌を読んで、興味を持った記事を紹介したり意見を共有したりしています。今回、日経BPの方にアドバイスいただいたことで、これからみんなでより一層経済を面白く、「自分事」として身近に感じながら、雑誌を読むことが出来そうです。この講座は中学2年生~高校2年生までの生徒が学年を超えて意見を交わしながら雑誌を読んでいます。今後も日経ビジネスをきっかけにして経済を知り、楽しく社会に興味を広げていきたいと思います。

ラーニングコモンズで輪になってお話を聞いています

興味を持った記事について自由に意見を交わしています

マッチ先生が贈る今月の一句ー5月 マッチ先生が贈る今月の一句ー5月

「緑陰に友と憩いし昼下がり」

新しい年度が始まって1カ月半が経ち、様々な学校行事や連休も終わって、年度初めの定期試験期間に入りました。

新中1の皆さんもようやく通常の学校生活に慣れてきたのではないでしょうか。慣れてきたと同時に、友人関係の悩みや人づき合いへのストレスを感じることが出てきたかもしれません。でも心配しないでください。悩みやストレスがあるのは生きている証です。

では、友人関係の悩みに対してどのように向き合えばいいのでしょうか。こんな風に向き合ってきましたよという私自身の体験をお話ししましょう。

口下手で友人を作るのが苦手だった私が、友人を作ることができたのは、自分の弱いところをありのままに見せたからでした。人は、誰しも自分の弱いところや失敗というものをできれば隠しておきたいのではないでしょうか。しかし、自分のよくないところを隠して付き合おうとすると、どうしてもよそよそしくなってしまい、あたり障りのない会話しかできません。

自分が心を開いて弱さを見せたとき、相手も心を開いてくれるのです。ですから、私はあえて自分の失敗談を語りました。それも決して卑下するような語り口でなく、自分の特性としてです。今に至るまでつきあっている親友は、私の弱さを受け容れてくれている人です。

皆さんも始めてみませんか。ありのままの自分、弱い自分をさらけ出すということを。

「光塩こけし」を作成しています~高3総合~ 「光塩こけし」を作成しています~高3総合~

高等科3年生は総合の時間に「光塩こけし」の作成を始めました。毎年、学院生活の思い出を込めた心温まる作品が出来上がります。例年秋に開催される親睦会にて販売され、保護者の方や後輩が楽しみにしてくださっています。光塩の制服を着たこけし、クラブ活動での様子を表現したこけし、シスターこけしなどを各自がデザインし、彩色していきます。本日は各クラス内でいくつかのグループを作り、和気あいあいとした雰囲気で作業を進めました。どんな作品に仕上がるのか楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー4月 マッチ先生が贈る今月の一句ー4月

「子どもらの笑顔に似たり花水木」

生徒の皆さん、ご入学・ご進級おめでとうございます。

光塩女子学院では、年度ごとに学校目標が設定されています。いずれも校名の由来である「光と塩」にまつわるもので、今年度は「他者への愛」と設定されました。「愛」と聞くと、皆さんはどんなことを想像されますか。男女間の「愛」、友人間の信頼や結束の「愛」、それとも親が子を慈しむ「愛」でしょうか。

「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。」(ヨハネ福音書15章13節)という言葉は、生徒手帳に書かれていますが、ここで言われている「愛」は、神様の人間に対する「愛」であり、見返りを求めない無償の愛です。そのような「愛」を実現できる人などいるのでしょうか。

アウシュビッツで自ら他の囚人の身代わりになって亡くなったコルベ神父は、そのような「愛」を実現させた人として有名です。けれども私たちにコルベ神父のような行動がとれるのでしょうか。

また、震災で倒壊した家屋の下敷きになった家族を助けられずに津波や火災から逃げた人は、「愛」を生きなかった人と言えるのでしょうか。私は思います。誰しもが「自分の命を捨て」て他者を助けることなどできないと。

神様の「愛」をひしひしと感じながらも、人としてできる最大限の「愛」を実践するーそれが神様の喜ばれる道なのではないでしょうか。自分の命を捨てることなく生き延びた人は、家族の命を受け継いで精一杯生きることにより、「愛」を実践しているのだと確信しています。

皆さん、神様がくださったそれぞれのミッションを果たすことで、「他者への愛」を実現させていきましょう。

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー3月 マッチ先生が贈る今月の一句ー3月

 友人と通いし道に桜咲く

 通学路ふと見上げれば櫻花

 

桜の開花が待たれる今日この頃ですが、一日ごとに日脚が伸びて、春の確実な訪れが感じられます。

ところで、皆さんは公園などでよく見かける「ソメイヨシノ」が雑種だということを知っていましたか?今や、多くの日本人に最も愛されている「ソメイヨシノ」は、江戸時代、ある植木屋さんが日本に自生していたオオシマザクラとエドヒガンとを掛け合わせて作ったものだそうです。このように2種類の桜が交わることで生まれた「ソメイヨシノ」は海を越えて海外に渡り、外国と日本との友好の架け橋ともなりました。

私が中学生だった頃に使っていた英語の教科書にも日本からワシントンのポトマックパークに贈られた桜のことが載っていて、興味を覚えた記憶があります。ですから、桜の花を思うとき、私には「友情」のイメージが浮かびます。

学び舎を巣立ち、それぞれの異なる世界へと羽ばたいていく卒業生の皆さんが、これまで育んできた「友情」を宝物として、さらなる新しい「友情」を育てていってほしいと心から願っています。