マッチ先生が贈る今月の一詩 マッチ先生が贈る今月の一詩

マッチ先生が贈る今月の一詩

 「ひらくということ」

耳が開かれている時には、いろいろなもの音が聞こえる。

目が開かれている時には、いろいろな人やものが見える。

そして、心が開かれている時には、たくさんのことばが入ってくる。

本当に、これでもかこれでもかというぐらいおもしろいように。

「ひらく」ということは、とても勇気のいること。

なぜなら、ひらくことで出ていくものもあるから。

もしかしたら、出ていってほしくないものもあるかもしれない。

ひらくことで失うものもあるかもしれない。

ひらくことで傷つくこともあるかもしれない。

でもひらいてはじめて見えてくるものがある。

少しだけ勇気をもってひらいてみよう。

その時、きっと思いがけない風景が見えてくる。

それがあなたへの、神さまからのメッセージ。

寒さの中にも梅の花のほころびや日脚の伸びに、春の兆しを感じるように

なりました。1月は、年が新たになるとともに生きとし生けるすべてのも

のが新たに「ひらかれる」、そんな気がします。

そんなことを考えながら、今月は詩を作ってみました。自身に言い聞かせ

つつ、皆さんへのエールとしてこの詩を贈ります。

マッチ先生が贈る今月の一句―12月 マッチ先生が贈る今月の一句―12月

マッチ先生が贈る今月の一句―12月

               「電飾を心で灯すクリスマス」

もうすぐクリスマス。クリスマスを彩るイルミネーション(電飾)が、今年は節電の影響により時短で消灯されているのは、何も日本に限ったことではないようです。

華やかに楽しい気分を味わいたいクリスマスですが、この寒空の中で、イルミネーションどころか日々の暮らしに使う最低限の電気にさえ不自由している人たちがいることを思うとき、私たちはいかに恵まれているかということに気づかされます。

では、そのように不自由している遠くの友のために、私たちには何ができるのでしょうか。実際にその場所に行って支援することができなくても、その人たちの苦しみや辛さを自分のこととしてとらえ、苦しみや辛さに共感することはできます。それが遠くの友の心に明かりを灯すことになるのではないでしょうか。

マッチ先生が贈る今月の一句 11月 マッチ先生が贈る今月の一句 11月

「小雪や二度寝の布団は夢心地」

日一日と夜明けが遅くなっています。朝の冷え込みも一段と強くなってきました。昼間と朝夕の気温差が大きいので、風邪をひき易い季節ですね。

皆さん、お元気ですか。布団の中から出るのが億劫になっていませんか? かく言う私ことマッチも、このところ布団から出るのに苦労しています。マッチとあだ名されている私ですが、寒さに弱く、冬の朝は大の苦手。ついつい二度寝してしまいます。

本物のマッチだったら暖かくていいだろうなあと考えていたとき、ふと気づいたことがありました。マッチ棒は、自身では火を起こすことができないということ。薬品を塗った箱の側面に擦りつけないと発火できないということ。これは、人間にも共通するのではないかと思いました。

人間も一人では生きられない。人と関わることで、暖かい火を起こすのではないかということ。マッチ箱は擦られて跡がつくように、摩擦によって傷つくこともあるでしょう。でもその結果、周りを明るく、暖かくする火が生まれる。人に真正面からぶつかることは、勇気が要ることでしょう。痛い思いをするかもしれません。けれどもぶつからなければ永久に火をともすことはできないのです。

傷つくことを恐れずに人と関わっていきましょう。そして、人と一緒に明るく、暖かい火をともしていこうではありませんか。

マッチ先生が贈る今月の一句 10月 マッチ先生が贈る今月の一句 10月

「おはようと笑顔で言えるありがたさ」

 体育祭、修学旅行など2学期前半の学校行事が終了し、11月の親睦会までは、しばらく通常の学校生活が続きます。9月、10月の連休も終わってしまったし、つまらないなと思っていませんか?

確かにありきたりの日常は、ちょっぴりくすんで見えるかもしれません。でも、意識せずに過ごしていた日常生活の中にも喜びがつまっています。

たとえば、朝目覚めて鳥の囀りを耳にすること。学校へ通う道で、「おはよう」と挨拶を交わすこと。食事がおいしく食べられること。雨音を聞きながら好きな本を読むこと。好きなアーティストの曲を聴くことー⋯

以前読んだ本の中に、「一日の終わりに今日あったことを振り返り、感謝したいことをみつけて書き出す習慣をつけるとよい」と書いてありました。忙しさにかまけてついつい怠ってしまいますが、実際に実行してみると、意外にたくさんみつかるものです。

晴れの日はもちろん雨の日も、感謝できることをみつけていきましょう。

マッチ先生が贈る今月の一句ー9月 マッチ先生が贈る今月の一句ー9月

体育祭スクラム組んでさあ応援」

「コロナ禍で競技一新体育祭」

一昨年は中止、昨年は校内で、しかも限られた種目のみ実施した体育祭が、今年再び、所沢市民体育館に帰ってきました!

汗と涙と笑いが交錯するこの一日、この日のために、残暑の続く中、連日練習に励む生徒たち。その姿はまさに青春そのものです。

 

マッチ先生が贈る今月の一句―8月 マッチ先生が贈る今月の一句―8月

   夏休み早起きで知る自然の声」

 長期休みに入って、夜更かしして寝坊するのが習慣になってしまったーそんな声が聞かれます。熱帯夜を乗り切るために冷房をつけて快適な温度にして床に就くと、心地よくてつい起きるのが遅くなるということは確かにありますね。でも「早起きは三文の徳」ということわざ通り、早起きするといいことがたくさんあります。たとえば、鳥のさえずり—ふだん心に留めていなかった自然の営みに気づかされ、心をうたれます。窓を開けて空を見上げると雲の切れ目から差し込む陽の光-生きている自分を実感させられます。早起きして自然の呼びかけに応えてみましょう。

マッチ先生が贈る今月の一句—7月 マッチ先生が贈る今月の一句—7月

「夏休み計画倒れいましめる」

待ちに待った夏休み。ふだんできないことをたくさんやろうと胸をときめかせている方も多いことでしょう。私もかつてはそんな生徒の一人でした。張り切って計画を立てるのですが、いざやり始めてみるとなかなか計画通りにいかないもの。気がつくと宿題を残したまま8月31日を迎えている、そういうことがしょっちゅうありました。

では、計画を立てることは無意味なのでしょうか?そんなことはありません。その日にやることを可視化することで、自分を鼓舞することができます。また、終わったものを斜線などで消していくことは達成感にも繋がります。達成可能な目標を立てて、充実した夏休みにしていきましょう。

 

 

 

 

マッチ先生が贈る今月の一句(6月) マッチ先生が贈る今月の一句(6月)

「気まぐれは人の心と空模様」

 毎日、梅雨空が続いていますね。空がどんよりしていると心も晴れないという方があることでしょう。いっぽう、お日様が出ていると気持ちが浮き立つ方もいらっしゃると思います。お天気一つにもこんなに簡単に左右される人間の心というものは、お天気同様に気まぐれです。

朝、むすっとしていたのが、昼は大はしゃぎし、夜は落ちこんだりなんてだれにでもよくあることです。私もそんな人間の一人です。人の心はそんなに変わりやすいもの。だから、人が言った言葉をそんなにおおげさに捉えなくてもいいのではないでしょうか。

昨日はあんなに怒っていた人が、今日は何事もなかったように親しく話しかけてきた—そんな経験はありませんか。あなた自身も朝イライラしていたのに学校へ来たら気持ちが明るくなったという経験があるでしょう。空模様のような気まぐれな人間の一言に悩んだり傷ついたりせずに、いつも変わらない「自分」を大切にしましょう。

マッチ先生が贈る今月の一句(5月) マッチ先生が贈る今月の一句(5月)

「先輩の偉大さ知った光塩祭」

「ニューフェイス迎えて部活も代替わり」

4月の光塩祭をもって高3は勇退し、連休明けから高2が部活を引っ張っています。同時に入部期間も始まりました。友達と誘い合ってクラブ活動を見学する中1の姿も見られます。

中間試験を挟んで、いよいよ新入部員も加えての部活開始!見事に光塩祭を成功させた偉大な先輩の教えを受け継ぎ、自分たち独自の部活を創ろうと意欲を見せる高2。顧問はそれを陰で支えます。

「頑張れ、高2! 頑張れ、新入部員!」

今日のブログ「マッチ先生が贈る今月の一句」 今日のブログ「マッチ先生が贈る今月の一句」

  「校門をくぐる生徒に笑みの花」         

大きな希望を胸に、入学あるいは進級された生徒の皆さんを思い浮かべての一句です。

4月は学校行事が目白押し。特に中1生にとっては、初めてのことばかりで不安に思うこともあるでしょう。友達ができるか心配している方もいることでしょう。

でも安心してください。私も皆さんと同じ心配をしていましたが、隣の席の人とすぐに仲良くなり、一緒に体育祭の二人三脚に出場しました。彼女はお父様の転勤で大阪に転校してしまいましたが、いまだに文通しています。

近くの席の人に思い切って話しかけてみてください。朝の挨拶が話すきっかけになるかもしれません。

皆さんの学院生活が笑みに満ちたものになりますように。エールを送ります。