特別講座「日経ビジネスを読む」が今年も盛況です 特別講座「日経ビジネスを読む」が今年も盛況です

5月22日(水)特別講座「日経ビジネスを読む」では、日経BPの方をお招きして、日経ビジネスを読むときのコツや、継続して面白く読む方法を学びました。普段の特別講座では、生徒は一人一冊ずつ配布される雑誌を読んで、興味を持った記事を紹介したり意見を共有したりしています。今回、日経BPの方にアドバイスいただいたことで、これからみんなでより一層経済を面白く、「自分事」として身近に感じながら、雑誌を読むことが出来そうです。この講座は中学2年生~高校2年生までの生徒が学年を超えて意見を交わしながら雑誌を読んでいます。今後も日経ビジネスをきっかけにして経済を知り、楽しく社会に興味を広げていきたいと思います。

ラーニングコモンズで輪になってお話を聞いています

興味を持った記事について自由に意見を交わしています

マッチ先生が贈る今月の一句ー5月 マッチ先生が贈る今月の一句ー5月

「緑陰に友と憩いし昼下がり」

新しい年度が始まって1カ月半が経ち、様々な学校行事や連休も終わって、年度初めの定期試験期間に入りました。

新中1の皆さんもようやく通常の学校生活に慣れてきたのではないでしょうか。慣れてきたと同時に、友人関係の悩みや人づき合いへのストレスを感じることが出てきたかもしれません。でも心配しないでください。悩みやストレスがあるのは生きている証です。

では、友人関係の悩みに対してどのように向き合えばいいのでしょうか。こんな風に向き合ってきましたよという私自身の体験をお話ししましょう。

口下手で友人を作るのが苦手だった私が、友人を作ることができたのは、自分の弱いところをありのままに見せたからでした。人は、誰しも自分の弱いところや失敗というものをできれば隠しておきたいのではないでしょうか。しかし、自分のよくないところを隠して付き合おうとすると、どうしてもよそよそしくなってしまい、あたり障りのない会話しかできません。

自分が心を開いて弱さを見せたとき、相手も心を開いてくれるのです。ですから、私はあえて自分の失敗談を語りました。それも決して卑下するような語り口でなく、自分の特性としてです。今に至るまでつきあっている親友は、私の弱さを受け容れてくれている人です。

皆さんも始めてみませんか。ありのままの自分、弱い自分をさらけ出すということを。

「光塩こけし」を作成しています~高3総合~ 「光塩こけし」を作成しています~高3総合~

高等科3年生は総合の時間に「光塩こけし」の作成を始めました。毎年、学院生活の思い出を込めた心温まる作品が出来上がります。例年秋に開催される親睦会にて販売され、保護者の方や後輩が楽しみにしてくださっています。光塩の制服を着たこけし、クラブ活動での様子を表現したこけし、シスターこけしなどを各自がデザインし、彩色していきます。本日は各クラス内でいくつかのグループを作り、和気あいあいとした雰囲気で作業を進めました。どんな作品に仕上がるのか楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー4月 マッチ先生が贈る今月の一句ー4月

「子どもらの笑顔に似たり花水木」

生徒の皆さん、ご入学・ご進級おめでとうございます。

光塩女子学院では、年度ごとに学校目標が設定されています。いずれも校名の由来である「光と塩」にまつわるもので、今年度は「他者への愛」と設定されました。「愛」と聞くと、皆さんはどんなことを想像されますか。男女間の「愛」、友人間の信頼や結束の「愛」、それとも親が子を慈しむ「愛」でしょうか。

「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。」(ヨハネ福音書15章13節)という言葉は、生徒手帳に書かれていますが、ここで言われている「愛」は、神様の人間に対する「愛」であり、見返りを求めない無償の愛です。そのような「愛」を実現できる人などいるのでしょうか。

アウシュビッツで自ら他の囚人の身代わりになって亡くなったコルベ神父は、そのような「愛」を実現させた人として有名です。けれども私たちにコルベ神父のような行動がとれるのでしょうか。

また、震災で倒壊した家屋の下敷きになった家族を助けられずに津波や火災から逃げた人は、「愛」を生きなかった人と言えるのでしょうか。私は思います。誰しもが「自分の命を捨て」て他者を助けることなどできないと。

神様の「愛」をひしひしと感じながらも、人としてできる最大限の「愛」を実践するーそれが神様の喜ばれる道なのではないでしょうか。自分の命を捨てることなく生き延びた人は、家族の命を受け継いで精一杯生きることにより、「愛」を実践しているのだと確信しています。

皆さん、神様がくださったそれぞれのミッションを果たすことで、「他者への愛」を実現させていきましょう。

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー3月 マッチ先生が贈る今月の一句ー3月

 友人と通いし道に桜咲く

 通学路ふと見上げれば櫻花

 

桜の開花が待たれる今日この頃ですが、一日ごとに日脚が伸びて、春の確実な訪れが感じられます。

ところで、皆さんは公園などでよく見かける「ソメイヨシノ」が雑種だということを知っていましたか?今や、多くの日本人に最も愛されている「ソメイヨシノ」は、江戸時代、ある植木屋さんが日本に自生していたオオシマザクラとエドヒガンとを掛け合わせて作ったものだそうです。このように2種類の桜が交わることで生まれた「ソメイヨシノ」は海を越えて海外に渡り、外国と日本との友好の架け橋ともなりました。

私が中学生だった頃に使っていた英語の教科書にも日本からワシントンのポトマックパークに贈られた桜のことが載っていて、興味を覚えた記憶があります。ですから、桜の花を思うとき、私には「友情」のイメージが浮かびます。

学び舎を巣立ち、それぞれの異なる世界へと羽ばたいていく卒業生の皆さんが、これまで育んできた「友情」を宝物として、さらなる新しい「友情」を育てていってほしいと心から願っています。

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー2月 マッチ先生が贈る今月の一句ー2月

「梅が枝(え)にうっすら積もるなごり雪」

「店頭に菜花並びて旬(しゅん)を知る」

 

皆さんは「ちぢみほうれん草」という野菜を見かけたことがありますか。最近はスーパーマーケットでも見かけるようになりました。「ちぢみほうれん草」は「寒じめほうれん草」とも呼ばれており、通常のほうれん草とは違って肉厚で、甘味が強いのが特徴です。もともと寒さの厳しい東北地方で生まれたそうですが、今は全国に広まっているようです。ハウスで一定の大きさまで育て、外気が5度以下になったらわざわざ冷気に当てるとのこと。寒さに打ち勝とうと、ほうれん草は地面に張り付くように葉を広げ、葉がちぢれた状態に育つことから「ちぢみほうれん草」の名がついたそうです。

では、「ちぢみほうれん草」は、なぜ通常のほうれん草より甘いのでしょうか。厳しい寒さの中で、凍らないために糖分を増やしていくからだと言われています。ほうれん草にとって、厳しい寒さは相当なストレス。逆境と言っても過言ではないでしょう。

人間にとってもストレスや逆境は、ありがたくないもの。できればあってほしくないものです。しかし、歴史上に名の残る偉人達を調べてみると、その多くは、逆境を乗り越えて偉業を成し遂げています。逆境を逆境ととらえず、今こそが自分を強くしてくれるチャンスととらえてみてはいかがでしょうか。私も「ちぢみほうれん草」が与えてくれたメッセージを大事にして生きていこうと思っています。

「弁論本」展示中です。~ラーニング・コモンズ出張文庫~ 「弁論本」展示中です。~ラーニング・コモンズ出張文庫~

AIとフードロスをテーマに発表した生徒によるPOP付きの本たち

現在、中学2年生の学年廊下にて、弁論大会の予選で発表されたテーマの一部にちなんだ書籍を展示しています。発表生徒の中から有志のメンバーがラーニング・コモンズにておススメの本を選び、熱のこもったぱっと目を引くPOPを作ってくれました。廊下を歩いている途中、ふと足をとめて、友達が紹介したおすすめの本のページをパラパラとめくる生徒たち。2月は探究発表会に関連した企画を実施予定です。みんなの「気になる!」「面白そう!」の連鎖が広がるラーニング・コモンズの企画を今後もお楽しみに!

マッチ先生が贈る今月の一句ー1月 マッチ先生が贈る今月の一句ー1月

山茶花(さざんか)のこぼれて季(とき)の往くを知る

日脚伸び川面(かわも)に遊ぶ小鴨たち

新しい年を迎えたと思っていたのに、気づくと1月も残りわずか。まもなく立春を迎えます。

受験生の皆さんは4月から始まる新しい生活に思いを馳せて、ラストスパートをかけていらっしゃることでしょう。受験学年ではない方も新年を迎えて心新たに次の学年への目標を定めていらっしゃるでしょう。中には、進路決定に思い悩んでいる方もいるかもしれませんね。

新年度に向けての準備が始まるこの時期に、皆さんにぜひともお伝えしておきたいことがあります。それは、どんな選択も自分で選び取ってほしいということです。小学生までは保護者の方の敷かれたレールの上を歩いてきた方がほとんどでしょう。でも、皆さんの人生は皆さん自身が歩んでいくもの。他の人が代わって歩むことはできません。自分の進む道は自分で決める—当たり前のようですが、意外と難しいことだと思います。しかし、自分で決めて自分で選び取らないと先々必ず後悔します。これは私自身の経験から言えることです。

「いのちを運ぶで運命、その運転手は自分」

「自分が育てて来た自分、自分が育てていく自分」

上の2つは、薬師寺の僧侶である大谷徹焋(おおたにてつじょう)さんの言葉です。自分でよく考えて選び取り、それで思い描いたとおりの結果にならなかったとしても、自分自身で歩みだした事実は残ります。それは大きな自信に繋がると思います。

自分を自分自身で育てていきましょう。自分の運命を自分の手で切り開いていきましょう。皆さんの明るい未来を信じて応援しています。

マッチ先生が贈る今月の一句ー12月 マッチ先生が贈る今月の一句ー12月

マッチ先生が贈る今月の一句-12月

 

「一年を振り返りつつ便り書く」

 

光塩では2学期の終業式を終えて、明日から冬休みに入ります。冬休みというと、皆さんは何を思い浮かべますか。

私が真っ先に思い浮かべるのは、年賀状です。何日までに投函しないと元日に届かないという期限が迫っているからです。パソコンに弱い私は、イラストを見つけたり、それを上手に編集して貼り付けたりするのが苦手。まして、宛名を的確な場所に印刷することは思いもよらないアナログ人間なので、宛名はいまだに手書きにしています。最近は少しずつ書く枚数を減らしているのですが、今年の1月、何人かの友人から「来年からはメールにするね」という年賀状をもらいました。 便利になったものだと思う一方で、何か味気ない思いがしました。パソコンで作るのならメールでも変わりないのかもしれませんが、そこに相手の方に向けての一言が添えられている年賀状を受け取ると、その人の姿が見えるようでとてもうれしいものです。手書きだと、なおのこと人のぬくもりが感じられます。遠方にいてなかなか会えない友人の場合はなおさらです。年を重ねるにつれて億劫になっていくのは仕方のないことですが、一年に一度の邂逅を大切にしていきたいと、私は考えています。

 

上智大学中央図書館を視察しました 上智大学中央図書館を視察しました

光塩女子学院中高等科では、MANABIプロジェクトの一環としてラーニング・コモンズの改装を計画しています。この度、高大連携が決まった上智大学の中央図書館を視察し、たくさんのアイディアを頂きました。上智大学のラーニング・コモンズは、デバイスを持ち寄って仲間と課題や議論に励む学生で溢れ、盛況でした。そこに至るまでには、図書館職員(スタッフ)の方々による、丁寧できめ細かいサポートの歴史がありました。時代の変化に合わせて学生のニーズに寄り添い、お部屋の環境を工夫して、PC・プレゼン機器貸出やWi-Fi環境整備を進められる職員の方々のたゆまぬ努力は、私たち光塩女子学院の今後のラーニング・コモンズ運営に大きな示唆を与えてくださいました。来年度の完成を目指して、ラーニング・コモンズ改装計画は現在進行中です!

ラーニング・コモンズの歴史を教えてくださる上智大学図書館の方々上智大学中央図書館のラーニング・コモンズ