2月に逝去された佐野前校長先生の追悼ミサが、校内で執り行われました。密を避けるため、来賓・信者の生徒・関係職員のみが参列し、他の生徒・教員は教室でミサに与りました。
まず理事長から前校長先生のプロフィール紹介があり、佐野先生と光塩女子学院との関わりについてのお話がありました。
司祭も、現校長も、佐野先生がいかに光塩を愛され、どれほど生徒のことを大切に思っていたかを繰り返し話されました。
ミサの終わりに、佐野先生の治療を間近で支えた卒業生の手紙が代読され、病と闘いながら光塩のために全身全霊をかけて校長職を務められた佐野先生のお姿が浮き彫りになりました。
ミサの中で、佐野先生が大好きだった桜の花、ニーバー、カールブッセをテーマにした曲が披露されました。この曲は在校生がこの日のために作曲したものです。
ミサ終了後、全校生徒による献花が行われ、生徒たちは佐野先生の遺影の前で手を合わせ、祈りを捧げていました。
午後からは、卒業生、在校生保護者がみことばの祭儀に参列し、佐野先生が在校生に向けた最後のメッセージを聴きました。佐野先生が愛してやまない生徒たちにあてた力のこもったメッセージを耳にして、ハンカチを目にあてる卒業生の姿が見られました。献花も行われ、献花台に向かう人の列は途切れることがないほどでした。
佐野先生の遺された言葉の数々は、多くの卒業生・保護者・生徒・教員の中に今も、そしてこれからも永く生き続けることでしょう。