マッチ先生が贈る今月の一句ー4月 マッチ先生が贈る今月の一句ー4月

「風光りすっくと立てる若木たち」

2023年度がスタートしました。皆さん、ご入学・ご進級おめでとうございます。

今年度の学校目標は「自己肯定感を高める」ですね。私も自己肯定感を持って「自分らしく生き」ようと、心に決めました。けれども、「自分らしく生きる」ことは意外に難しいものです。自分らしく生きるためには、まず自分を知る必要がありますし、他人からの評価に左右されない強さも必要になります。

初めは難しいかもしれません。けれど一日一回、必ず自分をほめるよう心掛けてください。そして小さくても天に向かってすっくと立つ若木のように、胸を張って空を見上げてみましょう。そうすれば、うつむいていては見えなかった新しい景色が、きっと目の前に現れてくることでしょう。

第52回光塩祭 第52回光塩祭

3年ぶりに学校見学の方をお迎えして、第52回光塩祭が開催されました。

今年の光塩祭のテーマは”Preciosa”です。テーマに込められた思いについて、実行委員長からの言葉を一部引用します。

『今年の光塩祭のテーマは”Preciosa”です。マドレ・マルガリタがスペインから来日し、光塩の礎を築かれたのは、今から約95年前のことです。マドレが志した光塩の姿は、長い時を経てなお私たちに受け継がれています。光塩の原点に思いを寄せる機会となるよう、今年の光塩祭のテーマはスペイン語から選出しました。

“Preciosa”は、「貴重な」「美しい」「素晴らしい」「機知に富んだ」など、様々な前向きな意味を持ちます。これらの意味はどれも私たちの日々の学院生活に寄り添うものです。先輩が立つ舞台を照らすため裏方に徹する人、来校された方を楽しませる装飾を施す人、悔いのない光塩祭にしようと練習に励む人、役割は様々だと思いますが、そのどの場面でも、”Preciosa”の前向きな意味が輝き、この二日間が一人一人の心に残るものとなることを願っています。』

光塩祭の実行委員会メンバーはもちろん、各クラブの部員、各係の生徒一人一人が、それぞれの場で”Preciosa”にふさわしい輝きを見せた二日間でした。

テーマのオブジェ

ネクタイコンテスト

中3卒業探究ポスターセッション

水泳部創作ゲームの部屋

剣道部の演武

人気のダンス部公演

中1オリエンテーション 中1オリエンテーション

入学したばかりの4月上旬。今年も中学1年生に向けたオリエンテーションが行われました。

初めに受けたのは学校生活や勉強方法、お祈りについての説明。生徒たちは真剣にメモを取ります。

また、カウンセラーおすすめの、楽しい4つのレクリエーションに参加し、クラスを超えて様々なお友達と話す時間を過ごしました。

授業開始前に親睦を深めた中1。これからの新しいお友達と、そして新しい自分との出会いを思い、胸に花を咲かせた楽しいひと時になりました。

カウンセラーの説明をしっかり聞いています。

先生の好みを推測してビンゴを目指す、【先生ビンゴ】の正解発表中の様子

2023年度中等科高等科入学式 2023年度中等科高等科入学式

暖かい春風の下、中等科高等科入学式が行われました。今年はコロナ感染対策が緩和され、多くの保護者の方をお迎えすることができました。

入学式は、午前高等科、午後中等科に分けて実施されました。入学者全員の氏名が読み上げられた後、新入生代表が檀上で入学の宣誓と聖書朗読を行い、続いて校長からの祝辞がありました。

校長祝辞では、石、スミレ、チョウが登場する児童文学『レールの中のスミレ』(福永令三著「クレヨン王国いちご村」講談社青い鳥文庫より)が引用されました。登場する生き物たちが一つ一つ異なった形状をしていながら、どれもかけがえのない存在であるように、私たち人間もありのままでかけがえのない存在であると、校長は述べました。

新入生たちが、光塩女子学院での学びを通して、本校の教育理念である「光と塩」の生き方、すなわちありのままの自己のかけがえのなさに気づき、自分をも他者をも大切にする人になるようにとの祈りをこめて、校長祝辞は結ばれました。

新入生たちは、喜びと緊張の入り混じった面持ちで校長祝辞に聞き入っていました。

 

校長祝辞

聖歌隊による聖歌

ウクライナ応援チャリティーコンサート ウクライナ応援チャリティーコンサート

3月25日(土)、聖歌隊と高3有志がウクライナ応援チャリティーコンサートに出演しました。

聖歌隊は「Veni Domine」と「One small child」、高3有志は「ツバメ」「空も飛べるはず」「キセキ」を披露し、ウクライナの平和と復興を願いました。

 

 

 

 

 

 

本校生徒がデザインしたポスター

 

 

 

 

 

中等科卒業証書授与式 中等科卒業証書授与式

2022年度終業式に引き続いて、中等科卒業証書授与式が行われました。授与式には、平日にも関わらず、多くの保護者の方が来校されました。式では一人ひとりの氏名が読み上げられ、校長から手渡される卒業証書を、中等科での3年間をかみしめるように受け取っていました。

校長祝辞では、この3年間を振り返りながら、この学年の他者への寛容さや前向きに物事に取り組むひたむきさを称賛していました。2020年4月、コロナ禍とともに始まった中等科生活。予定されていた行事が次々と中止される中で学院生活を精一杯楽しんだ中1、少しずつ制限が減る中で交友関係が深まり、学年としての団結力が育まれた中2、そして、制限つきながら体育祭・修学旅行が実施でき、思いっきり力を発揮した中3。

校長は、これまで見守ってくださった保護者の方々への感謝と4月から高校に進学する彼女たちが、さらにお互いを高め合い、支え合って充実した高校生活を営んでいくことができるようにと祈りをこめて祝辞を結びました。

 

第89回高等科卒業式 第89回高等科卒業式

咲き初めた桜に慈雨降り注ぐ日、第89回卒業式が挙行されました。
まず生徒の氏名が読み上げられ、一人ひとりに卒業証書が手渡され、卒業生たちは感慨深げに証書を受け取っていました。
コロナ禍で入学式がなかった89回生にとってこの式は生涯忘れられないものになることでしょう。
卒業生代表の答辞に綴られていたのは、コロナ禍が始まり、登校できない日々が続く中で前校長や教職員たちが行ったオンライン授業の導入や在校生への激励メッセージの配信に対する心からの感謝でした。そこには自分たちの辛さを嘆くよりも教職員の苦労を気遣う優しさが表れていました。また、予定していた修学旅行が校内での代替プログラムに変更されたことについても学年の絆を深めることに繋がったと前向きにとらえ、代替プログラムを用意した教職員への謝辞が述べられていました。
答辞に加え、式の終わりに卒業生全員で歌う合唱の曲紹介にも特別だった3年間への熱い思いがこめられていました。殊に、様々な制約があったからこそ、何気ない日常のありがたさに気づくことができたという言葉にはコロナ禍を乗り越えてひと回りもふた回りも成長した89回生の姿がありました。続いての合唱は89回生皆の心の声そのもので、式場中が感動に包まれました。
「雨降って地固まる」-89回生の門出に相応しい雨の日の卒業式でした。

卒業式の様子

 

 

 

 

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー3月 マッチ先生が贈る今月の一句ー3月

マッチ先生が贈る今月の一句 3月

 「さよならは新たな出会いの第一歩」

 「卒業を寿ぐ空は花曇り」

 

「逢うは別れの始め」という慣用句を聞いたことのある方は大勢いらっしゃると思います。これは中国の詩人白居易の詩に拠るものです。

卒業も一つの「別れ」と言えるでしょう。けれども、私はあえて言いたいのです。「別れこそ新たな出会いの始まり」であると。

真壁仁さんの「峠」という詩をご存じですか。その一節に「ひとつをうしなうことなしに別個の風景にはいってゆけない。」とあります。また、「たとえ行手がきまっていてもひとはそこでひとつの世界にわかれねばならぬ」(昭和詩集㈠日本詩人全集33 新潮社より)とも書かれています。

これまで過ごしてきた世界に別れを告げるのは寂しいと思われるかもしれませんが、その寂しさを乗り越えないと、新たな世界へ旅立つことができません。

4月から始まる新たなステージへ、希望をもって進んで行きましょう。マッチ先生は皆さんの新たな門出を心から応援しています。

カテゴリー:表彰

2023 春表彰 2023 春表彰

中・高等科の生徒が表彰されました。

 

高等科送別会 高等科送別会

卒業する高3のための送別会が生活委員会主催で行われました。今年度も高2のみがその場に集い、高1は動画での参加となりました。
第一部は高3送別ミサで、門出する高3生の前途を祝しました。第二部は、高2による出し物と高1による動画でした。
高2は、限られた練習時間でダンス・ミュージカル・ピアノ連弾を完成させて精一杯のおもてなしをし、高3からの温かい拍手に迎えられました。高1の動画は、部活毎に指導してくれた先輩への感謝を述べるパートと高3の光塩で過ごした6年間の日々を写真とともに振り返るパートの2部構成で披露されました。高3生は、かわいい後輩の笑顔に思わず笑みを浮かべたり、懐かしい写真の数々に歓声を上げたりしていました。
短い時間ではありましたが、高3と後輩との心の交流が印象的な、和やかな会となりました。

高2の出し物

高3教室の黒板装飾