上智大学と光塩女子学院高等科の高大連携について 上智大学と光塩女子学院高等科の高大連携について

学校法人上智学院が設置する上智大学と学校法人光塩女子学園が設置する光塩女子学院高等科は、2023年10月1日より高大連携に関する協定を締結いたします。

これに先立ち、9月26日、上智大学2号館17階国際会議場において協定調印式が執り行われました。

この協定は、カトリックの教育理念のさらなる深化を図るべく、相互の教職員・学生・生徒の交流・連携を通じて、より魅力ある大学・高等学校づくりを推進することを目的としています。これからの学びの深化にご期待ください。

マッチ先生が贈る今月の一句ー9月 マッチ先生が贈る今月の一句ー9月

マッチ先生の今月の一句ー10月

「人文字を描く心に平和の灯」       
「あなたから伝えてほしい愛の波」

人はなぜ戦うのでしょうが。人と人はどうして仲良くできないのでしょうか。体育祭に毎年描かれる「PX]―パックスクリスティー(キリストの平和)の人文字を見ながら考えるのです。

人が人と争うのは、相手が自分より幸せになってほしくないという妬みからではないかと思います。ふと振り返ると、自分にもそういう妬みがあるなと思います。個人のこんな思いが国単位になると戦争に発展するのではないでしょうか。

では、私たちにできることは何でしょうか。それは、背伸びしない自分、今のままの自分を愛することだと考えます。「隣の花は赤い」と考えなくなれば、人を羨んだり、他人の物を欲しがったりしないはず。まず、あなたから始めてみてください。自分を愛し、大切にする人が増えていけば、争いは少しずつ減らしていかれるのではないかと思います。

平和の祈りを唱えながら「キリストの平和」を心から祈りましょう。

高2 修学旅行探究発表会 高2 修学旅行探究発表会

高2では、9月6日(水)に修学旅行探究発表会を行いました。「京都の街はなぜ碁盤の目なのか」「奈良はなぜ難読地名が多い?」「なぜ人は抹茶を飲もうと思ったのか」など、生徒一人ひとりが自分の興味を持ったことに対して研究テーマを決め、4月から探究してきた成果を発表しました。発表者はみんな生き生きと楽しそうに発表し、聞き手側の生徒も真剣に聞き入っていました。来月の修学旅行が、さらに楽しみになったようです。

 

校内ビブリオバトルを開催しました 校内ビブリオバトルを開催しました

ラーニングコモンズが開室したことを記念して、9月9日(土)にビブリオバトルを開催しました。本を紹介する参加者たちの目が生き生きとしていて、それぞれすばらしいプレゼンでした。参加者は異なる学年から集まった初対面の間柄でしたが、そんな気配を感じさせない和やかな雰囲気が漂っていました。観覧に来てくださった先生方の質問に一生懸命答えようとするまっすぐな姿勢も、とても素敵でした。これを機にたくさんの生徒がラーニングコモンズを活用して教養を深めてくれると嬉しいです。

「そして誰もいなくなった」(アガサ・クリスティ)のプレゼンをするIさん

「ハリーポッターと呪いの子」(J.K.ローリング)のプレゼンをするKさん

すばらしいプレゼンでした!

オーストラリア短期研修 オーストラリア短期研修

8月中旬の約10日間、高1・高2の希望者35名が、オーストラリア短期研修へ行って参りました。

現地では、ホームステイをしながら、ブリスベンにある私立中高一貫のカトリック女子校Lourdes Hill Collegeに通学し、英語の授業だけではなく、数学や歴史など、現地の生徒が出席する授業にも参加しました。

オーストラリアの学校には、モーニングティーという、朝食と昼食の間に軽食をとる時間があります。光塩生たちも、現地の生徒と一緒に、モーニングティーやランチタイムを楽しみました。モーニングティーやランチでいただくのは、ホストファミリーが準備してくれたもので、何が入っているかなと、ランチボックスを開けるのも生徒たちにとって毎日の楽しみだったようです。

ホストファミリーと初めて会う時は、緊張した面持ちだった生徒たちですが、会った瞬間から満面の笑顔やハグで温かく迎えられました。多文化社会のオーストラリアを象徴するように、多様なファミリーのもとでオーストラリアの日常生活を経験することができました。

また、現地の小学校や老人ホームも訪れ、日本文化紹介を行いました。茶道や書道といった伝統文化や、日本語や日本の食文化などをゲーム等も交えつつ工夫して紹介し、好評を博していました。さらに、クイーンズランド大学の見学、博物館や美術館訪問などもあり、充実した短期研修でした。

英語しか通じない環境に身を置き、異文化の中で生活することで得たものは、参加した生徒一人ひとりにとって豊かな学びになったことでしょう。

ブリスベン川を臨む丘にある現地校

老人ホームで日本文化を紹介する光塩生

「松岡正剛の国語力」に佐野前校長先生のインタビューが掲載されました 「松岡正剛の国語力」に佐野前校長先生のインタビューが掲載されました

写真は、この8月に刊行されたばかりの書籍、「松岡正剛の国語力」です。日本文化論などの評論や、WEB上の「千夜千冊」というブックナビゲーションで有名な松岡正剛氏。この本は、「なぜ松岡の文章は試験によく出るのか」のサブタイトル通り、大学や大学院、高校の入試問題の松岡氏の文章の分析が行われています。中でも数少ない中学入試の例として挙がっているのが光塩で、「知の編集術」を題材に、何と小学6年生に情報と編集の関係について考えさせています(2014年度入試)。インタビューでは、佐野先生が数十年来の松岡正剛氏の愛読者だったこと、入試は文章との一期一会の出会い、受験生の成長のチャンスという考えから、この文章を選びあたためたことが語られています。光塩の問題は、筆者が一見淡々と書いている一部分にぴたりと照準を合わせ、文章の核心につながる短い記述問題を置く緻密でダイナミックな構成を持ち、素晴らしい良問と高く評価されています。実はインタビュー実施は2022年の1月、佐野先生が亡くなる1か月前のことでした。先生は、この取材をとても喜んでいたそうです。天国の佐野先生の声が届く1冊です。(松岡正剛+イシス編集学校著、東京書籍)

後ろの書棚はラーニング・コモンズの佐野先生の蔵書

剣道部 東京都高等学校秋季剣道大会 表彰 剣道部 東京都高等学校秋季剣道大会 表彰

8月23日(水)に開催された令和5年度 東京都高等学校秋季剣道大会にて、本校剣道部は女子Ⅱ部に出場し、第3位の成績を収めました。

今大会は二部制での開催で、5月のインターハイ予選において各支部大会で勝ち上がり都大会出場権を獲得した学校はⅠ部、本校剣道部と同様に惜しくも都大会出場を逃した学校がⅡ部での出場となりました。

全79校が出場したⅡ部のトーナメントで5回戦(準決勝戦)まで勝ち進み、第3位という好成績を収めることができたのは、部員たちがこれまで積み重ねた稽古の結果です。この経験を糧にして、これからも励んで参りますので応援お願いいたします。

 

高1山荘生活 高1山荘生活

中等科1年生に続き、高等科1年生も、7月下旬に長野県上田市の光塩山荘にて2泊3日の宿泊行事を実施しました。おおむねお天気にも恵まれ、「自然の中での自己発見」という目標のもと、充実した3日間を過ごしました。

1日目の夜には、理科科の教員から鳥の鳴き声や植物に関して説明を聞き、知識をしっかり身に着けて、翌日のネイチャートレイルに備えました。

2日目は、NPO法人やまぼうし自然学校の方々をガイドにお招きし、ネイチャートレイルを行いました。草花や動物の様々なお話を伺い、実際に見て、聞いて、体験することで、新しい視点を持つことができました。また、この日の夜のキャンプファイヤーでは、生徒たち自身が企画した出し物を全力で楽しむ姿がありました。

3日目の最後には掃除をして帰京しましたが、山の涼しさと都市部の暑さの差に、みんな驚いていたようでした。

普段の学院生活では経験できないようなことを、五感を使って体験できた生徒たち。お互いの絆もさらに深まった3日間でした。

ネイチャートレイル途中のお昼ご飯

マッチ先生が贈る今月の一句ー8月 マッチ先生が贈る今月の一句ー8月

公園に体操仲間の笑顔見る

長いと思っていた夏休みもいよいよ残り数日。今年の夏は猛暑続きで外歩きもままならない毎日だったかもしれません。冷房をガンガン利かせた部屋で過ごしていた方も多いことでしょう。冷房嫌いなマッチ先生も、今年はさすがに冷房のお世話にならざるを得ませんでした。ただ、家の中で過ごす生活で運動不足にならないように、毎朝の散歩と近所の公園でのラジオ体操は欠かさず行っていました。毎日同じ公園に行っていると自然に顔なじみになるもので、「おはようございます!」の挨拶も自然に口に出せるようになってきました。何かしゃべるわけでもない、ほんの25分の関わりですが、仲間意識が芽生えるから不思議です。

皆さんはラジオ体操は軽すぎてつまらない、運動とは言えないと思っていませんか。でも、準備体操・整理体操を含め第1・第2体操、さらに「みんなの体操」までしっかりやると結構いい汗をかきます。体力作りに少し取り入れてみてはいかがでしょうか。仲間作りと、いい汗をかくのにラジオ体操は最適です!

中1山荘生活 中1山荘生活

1学期を終え初めての夏休み。7月下旬、中学1年生は2泊3日の宿泊行事として長野県上田市にある四阿高原へ向かい、青々と茂る緑のトンネルを抜け、光塩山荘に到着しました。

高原の一帯には、様々なカトリック学校の敷地があり、光塩山荘もその一角にあります。赤い屋根に白壁の建物で、広々とした庭のあるかわいらしい山荘です。

クラス混合でできたグループで、はじめて顔を合わせたお友達もいる中、一人一人が協力し合い3日間の共同生活を過ごします。

到着初日は荷解きを済ませてから、山荘の敷地内で思い思いに遊びました。ボール投げ、シャボン玉、鬼ごっこ、お手玉、卓球にけん玉。緊張しあっていたはずがいつのまにかあだ名呼びに変わっていきます。

2日目はNPO法人やまぼうし自然学校の先生方に引率していただきながらのネイチャートレイルです。片道約6.5kmという長い道のりを行くうちに、班の結束力もより一層高まります。上り、下り、また上り。小さな沢をいくつも渡りゴールの菅平牧場を目指しました。

夜にはお楽しみのキャンプファイヤー。各グループが、与えられた時間内で出し物を考え、素敵な会にしてくれました。

3日目は大掃除を済ませ、いよいよ山荘ともお別れです。お世話になった方々と自然に感謝をしつつ、最後においしい空気を胸いっぱいに吸い込み、山荘を後にしました。

初めての経験いっぱいの宿泊行事。たくさんの思い出と貴重な体験が心に残る3日間になりました。

沢を渡る生徒たち。
あちこちから鳥の声が聞こえて来ます。

キャンプファイヤーの様子。
空には星が見えました。