高1総合 租税教室 高1総合 租税教室

高等科1年生では、主権者教育の一環として、杉並税務署の方をお招きして租税教室を実施しました。

租税の仕組みについての概説に続き、後半は「税の公平ゲーム」。地域の公園を作る費用をまかなうために、収入の異なる3者からいくらずつ税を負担してもらうかを、周りの生徒と話し合いながら考えます。これは税の垂直的公平と水平的公平について、わかりやすくつかんでもらうための問いかけでした。生徒たちからは、「“税は社会という組織の会費”という言葉が印象的だった。私たちは社会を支える側、かつ支えられる側でもあるから、税は必要なものなのだと、税に対するイメージがポジティブになった」「どう課税するのが公平かは、視点によって変わることに気づき、公平性の奥深さについて改めて考えた」などの声が聞かれました。中には「税務署の職員の方々がこのお仕事を選んだきっかけについてのお話が、進路選択の参考になった」という生徒もいました。

生徒たちにとって、社会の一員としての自覚を持つ貴重な学びの機会となりました。

「弁論本」展示中です。~ラーニング・コモンズ出張文庫~ 「弁論本」展示中です。~ラーニング・コモンズ出張文庫~

AIとフードロスをテーマに発表した生徒によるPOP付きの本たち

現在、中学2年生の学年廊下にて、弁論大会の予選で発表されたテーマの一部にちなんだ書籍を展示しています。発表生徒の中から有志のメンバーがラーニング・コモンズにておススメの本を選び、熱のこもったぱっと目を引くPOPを作ってくれました。廊下を歩いている途中、ふと足をとめて、友達が紹介したおすすめの本のページをパラパラとめくる生徒たち。2月は探究発表会に関連した企画を実施予定です。みんなの「気になる!」「面白そう!」の連鎖が広がるラーニング・コモンズの企画を今後もお楽しみに!

マッチ先生が贈る今月の一句ー1月 マッチ先生が贈る今月の一句ー1月

山茶花(さざんか)のこぼれて季(とき)の往くを知る

日脚伸び川面(かわも)に遊ぶ小鴨たち

新しい年を迎えたと思っていたのに、気づくと1月も残りわずか。まもなく立春を迎えます。

受験生の皆さんは4月から始まる新しい生活に思いを馳せて、ラストスパートをかけていらっしゃることでしょう。受験学年ではない方も新年を迎えて心新たに次の学年への目標を定めていらっしゃるでしょう。中には、進路決定に思い悩んでいる方もいるかもしれませんね。

新年度に向けての準備が始まるこの時期に、皆さんにぜひともお伝えしておきたいことがあります。それは、どんな選択も自分で選び取ってほしいということです。小学生までは保護者の方の敷かれたレールの上を歩いてきた方がほとんどでしょう。でも、皆さんの人生は皆さん自身が歩んでいくもの。他の人が代わって歩むことはできません。自分の進む道は自分で決める—当たり前のようですが、意外と難しいことだと思います。しかし、自分で決めて自分で選び取らないと先々必ず後悔します。これは私自身の経験から言えることです。

「いのちを運ぶで運命、その運転手は自分」

「自分が育てて来た自分、自分が育てていく自分」

上の2つは、薬師寺の僧侶である大谷徹焋(おおたにてつじょう)さんの言葉です。自分でよく考えて選び取り、それで思い描いたとおりの結果にならなかったとしても、自分自身で歩みだした事実は残ります。それは大きな自信に繋がると思います。

自分を自分自身で育てていきましょう。自分の運命を自分の手で切り開いていきましょう。皆さんの明るい未来を信じて応援しています。

第55回校内弁論大会 第55回校内弁論大会

新聞部主催の校内弁論大会が開催されました。今年は、3年ぶりに中1から高2までの5学年がメルセダリアンホールに集っての大会となりました。

今年度のテーマは「表現」・「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」。各学年の代表2名ずつが壇上で堂々と自分の主張を述べました。学年発表の後には英語による特別発表もありました。

代表者の発表には、今年度のテーマである「表現」についての弁論も複数ありましたが、それぞれが別の切り口から弁論を展開して聴衆を惹きつけました。いずれも現代社会の問題を衝く見事な弁論でしたが、自己の体験や見聞に根ざしたものには特に説得力がありました。

審査結果

第1位 高等科1年 K.Oさん「戦争の意義」

第2位 高等科2年 A.Nさん「『かわいそう』の呪縛」

第3位 高等科2年 K.Iさん「『憧れ』論」

中等科特別賞 中等科2年 M.Iさん「AIにも表現の自由を与えるべきか」

第1位  K.Oさん

第2位 A.Nさん

第3位 K.Iさん

第88回卒業生 成人の集い 第88回卒業生 成人の集い

晴れ渡る青空の下、第 88 回卒業生が成人の日を迎え、母校光塩女子学院のメルセダリアンホールにて成人を祝うミサが執り行われました。

カテゴリー:表彰

令和 5 年度新宿区夏目漱石コンクール表彰式 令和 5 年度新宿区夏目漱石コンクール表彰式

新宿区の漱石山房記念館にて、令和 5 年度新宿区夏目漱石コンクール」の表彰式が行われました。

今年度は、紀伊国屋書店賞、東京理科大学賞、佳作に高 2 の 3 名がそれぞれ入賞しました。

表彰式では、新宿区長から手渡される表彰状を、緊張の中にも嬉しさの溢れる表情でそれぞれが受け取っていました。

最後に記念写真を撮り、特別ゲストくまもんの祝福も受け、非常に充実した時間となりました。

このコンクールには、高校2年生で漱石を熟読する伝統がある光塩から、毎年複数の受賞者が出ています。

 

カテゴリー:表彰

2023冬 表彰 2023冬 表彰

中・高等科の生徒が表彰されました。

マッチ先生が贈る今月の一句ー12月 マッチ先生が贈る今月の一句ー12月

マッチ先生が贈る今月の一句-12月

 

「一年を振り返りつつ便り書く」

 

光塩では2学期の終業式を終えて、明日から冬休みに入ります。冬休みというと、皆さんは何を思い浮かべますか。

私が真っ先に思い浮かべるのは、年賀状です。何日までに投函しないと元日に届かないという期限が迫っているからです。パソコンに弱い私は、イラストを見つけたり、それを上手に編集して貼り付けたりするのが苦手。まして、宛名を的確な場所に印刷することは思いもよらないアナログ人間なので、宛名はいまだに手書きにしています。最近は少しずつ書く枚数を減らしているのですが、今年の1月、何人かの友人から「来年からはメールにするね」という年賀状をもらいました。 便利になったものだと思う一方で、何か味気ない思いがしました。パソコンで作るのならメールでも変わりないのかもしれませんが、そこに相手の方に向けての一言が添えられている年賀状を受け取ると、その人の姿が見えるようでとてもうれしいものです。手書きだと、なおのこと人のぬくもりが感じられます。遠方にいてなかなか会えない友人の場合はなおさらです。年を重ねるにつれて億劫になっていくのは仕方のないことですが、一年に一度の邂逅を大切にしていきたいと、私は考えています。

 

2023年度クリスマス会 2023年度クリスマス会

今年のクリスマス会は、実に4年ぶりに中高6学年が一堂に会して行われました。

第1部の合唱コンクールは、各学年が2学期の音楽の授業で練習してきた成果を存分に発揮し、それぞれの学年カラーを活かした素晴らしい合唱を披露して、聴衆を魅了しました。指揮や伴奏も甲乙つけがたい見事なものでした。

金賞は、中等科は2年生、高等科は3年生が受賞しました。指揮者賞と伴奏者賞は以下の通りです。

指揮者賞 中等科3年 R.Gさん  高等科3年 M.Kさん、高等科2年 A.Yさん

伴奏者賞 中等科3年M.Mさん 高等科1年M.Hさん

第2部では、まず中3が倫理の授業でグループ研究した成果を「ふぃーわ」というタイトルでスライドを使って発表しました。沖縄戦について調べたことから考察し、私たちにできることは「知る」ことと「共有」することとまとめた発表は、非常にわかりやすく、聴衆へのメッセージがよく伝わりました。次に山内保憲神父様が「闇に住む民は光を見た」というタイトルで講演されました。神父様は私たちにこの1年を振り返らせ、世界の中で数々の戦闘や災害という「闇」が起こっており、私たち一人一人にも「闇」と言える体験があったのではないかと述べられました。乙女マリアが「受胎告知」を受け入れて馬屋で救い主イエスをお生みになったように、「闇」の体験が「光」を生むということを強調されていました。天使がマリアに言った「恐れるな」という言葉は、すべての「悲しむ人々」にあてられた言葉であり、マリアのように辛い状況を愛するのが立派な行いであるとのメッセージを伝えてくださいました。

中等科2年生の合唱

高等科3年生の合唱

中3の発表

アンサンブル部の演奏

合唱部の合唱

高2 進学ガイダンス 高2 進学ガイダンス

高2では、12/2(土)に、大学在学中の卒業生による進学ガイダンスを行いました。和気あいあいとした雰囲気の中、生徒たちは、光塩在学中の勉強方法や進路決定の過程、大学の様子などについて自由に質問し、熱心にメモをとっていました。部活の先輩に久しぶりに会えて喜んでいる生徒もいました。進学ガイダンスを通して、目標に向けて何をするべきかが明確になり、生徒たちが自分の進路について前向きに考えるきっかけとなりました。卒業生の皆様、ありがとうございました。