第53回光塩祭(テーマ「綾」) 第53回光塩祭(テーマ「綾」)
第53回光塩祭が開催されました。コロナが5類になった今年は、土・日両日にわたって公開され、学校見学者・保護者・卒業生と、数多くの来場者を迎えての開催となりました。
運動部は招待校やOGとの試合、文化部はホールでの公演や教室での展示で、1年間の成果を披露しました。高3は光塩祭をもって引退ということで、入部以来積み上げてきたものと部員間の協力とを織り合わせ、一人一人の「綾」を表現するよう、パフォーマンスに努めました。
光塩祭のテーマである「綾」にちなんだポスターコンクールには多くの力作が寄せられ、来場者の目を惹きつけていました。
以下に、光塩祭実行委員長(N.Mさん)の言葉の抜粋を掲載します。
今年の光塩祭のテーマは「綾」です。光塩で使われている「ごきげんよう」という挨拶は、相手の健康を気遣う心優しい表現です。会った時のごきげんようは「元気にお会いできて嬉しいです」という喜びや感謝の気持ちを込め、別れる時のごきげんようは「次に会う時までどうかお元気で」という願いを込めて挨拶するものです。この光塩祭が美しき日本の心を表す機会となるよう、今年のテーマは漢字に決定しました。
「綾」という言葉は女性の名前にもつけられる美しい響きの日本語です。綾には上品で奥ゆかしいという意味がありますが、本来は、たて糸とよこ糸を斜めにかけて織り出す模様のことをいいます。私たち一人一人の個性や能力が一本一本の糸となって交わり、綺麗な模様を作り出したいという願いが込められています。光塩祭という一つの大きな綾織物を完成させるためには、どの糸も大切で欠かすことができません。弱った糸があれば、周りの糸が支えて布地を強くしてくれるでしょう。美しい糸は他の糸と交わりさらに輝きを増すでしょう。こうして作りあげた模様の美しさは、一生私たちの心に残るものと信じています。強く、温かく、そして華麗な「綾」を一緒に織り上げていきましょう。