高1総合 租税教室 高1総合 租税教室
高等科1年生では、主権者教育の一環として、杉並税務署の方をお招きして租税教室を実施しました。
租税の仕組みについての概説に続き、後半は「税の公平ゲーム」。地域の公園を作る費用をまかなうために、収入の異なる3者からいくらずつ税を負担してもらうかを、周りの生徒と話し合いながら考えます。これは税の垂直的公平と水平的公平について、わかりやすくつかんでもらうための問いかけでした。生徒たちからは、「“税は社会という組織の会費”という言葉が印象的だった。私たちは社会を支える側、かつ支えられる側でもあるから、税は必要なものなのだと、税に対するイメージがポジティブになった」「どう課税するのが公平かは、視点によって変わることに気づき、公平性の奥深さについて改めて考えた」などの声が聞かれました。中には「税務署の職員の方々がこのお仕事を選んだきっかけについてのお話が、進路選択の参考になった」という生徒もいました。
生徒たちにとって、社会の一員としての自覚を持つ貴重な学びの機会となりました。