カテゴリー:表彰

令和6年度新宿区夏目漱石コンクール 令和6年度新宿区夏目漱石コンクール

令和6年度新宿区夏目漱石コンクールに、今年度も多数の光塩生が入賞しました!

高三 Sさん – 最優秀賞

高二 Yさん – 二松学舎大学賞

高二 Iさん – くまもと賞

高二 Aさん、Tさん – 佳作

高校生読書感想文部門は1200点近い応募があったとのこと。その中で、佳作も入れて15名の枠に5名の光塩生の名前が連なりました。

文系を志望する生徒は、高二の文学国語Ⅰを履修します。夏目漱石の随筆「硝子戸の中」と樋口一葉の「たけくらべ」を中心に、資料を使いながら本文を読み解き、学んだこと・思考したことを繰り返し表現していく授業です。二百字論述は一年間で10回以上も書き、二学期には漱石感想文集も作成します。(なかなかハードな授業かもしれません)

授業を通して身に付けた読解力と表現力は、今回の漱石コンクールのみならず、毎年の全国青少年読書感想文コンクール、旺文社主催のサイエンスコンクールの読書感想文・小論文・小説の各部門での多くの入賞に繋がっていると思います。

表彰式は新宿区の漱石山房記念館で行われ、新宿区長から手渡される表彰状を、緊張と昂揚が相半ばする表情で、しかし皆堂々と受け取っていました。

特別講座「国際NPOせいぼ」ユースワーク・林栞さん 特別講座「国際NPOせいぼ」ユースワーク・林栞さん

特別講座「国際NPOせいぼ」に、今回はゲストスピーカーとして林栞さんが来てくださいました。
林さんは、NPO法人文楽舎(ぶんがくしゃ)に所属、子どもや若者の支援活動であるユースワークをしています。その内容は学習支援や食事、居場所づくりから、“平和”や“気候変動”など正解のない問いをみんなで話し合う「金の学び」に至るまで、実にさまざま。光塩の生徒から見れば、年齢的には少しだけ先輩の方、ですがユースワークの活動は10年を超えています。
大学時代のタイ留学、カンボジアでのボランティア活動を通じて、当たり前と思っていたことが必ずしもそうでないとに気づくと同時に、日本社会の問題が俯瞰して見えるようになったという林さん。今は、いろいろな事情を抱える子どもに寄り添って、独りぼっちじゃないと伝えることが希望、と話してくださいました。
生徒たちは真剣にお話を聞きながら、協働について考えました。コーヒー販売とマラウイの給食支援をスタートに、この講座が目指すものを、もっと広げて行くとしたら? むしろ身近に活動の場があるのかもしれない…講座の名前に「国際」とあるけれど、支援が必要な人はそれこそ東京の若者の中にもいるわけで…。考えるうち、生徒たちは今学期のテーマ「協働」のイメージをつかみ始めたようです。

特別講座「NPOせいぼ」前回の記事はこちら

「興味を持ったことには一歩踏み出すこと、現地に行って自分の目で確かめることが大切」と語る林さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文楽舎のほか、教会こどもスタッフやカタリバ アダチベースでも活動中だそうです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「〇〇の時に読みたい本」の企画を実施中です 「〇〇の時に読みたい本」の企画を実施中です

現在、第二職員室の前では、ラーニング・コモンズチーム(ラコモン)による「〇〇の時に読みたい本」の企画を実施中です。今回の企画では、なんと本のタイトルが見えない形でラッピングされています。中身は帰ってからのお楽しみ♪ポップに書かれた内容をもとに、生徒たちはその時の気分に合った本を手に取って持ち帰ることができます。本はすべて、ラコモンメンバーがセレクトしてくれました!

売れ行き上々です!

冬休み前に準備にいそしんだラコモンメンバー達

メンバーの想いが詰まったポップ。可愛くデコレーションしています

英語キャンプ 英語キャンプ

1月初旬の3日間、校内で英語キャンプが行われました。中2と中3の希望者約40名が参加しました。外国人の先生たちと英語だけでコミュニケーションをとることに、最初は緊張や難しさを感じているようでしたが、様々なアクティビティを通して徐々に緊張もほぐれ、英語での会話を楽しむことができるようになりました。最終日には、中2はスキットで日本の様々な地域を紹介しました。中3は日本のポップカルチャーについてインタビュー形式で発表しました。3日間の練習を通して得た「英語で話したり発表したりすることへの自信」を感じさせる、活き活きとした発表でした。今後の英語学習にもつながる貴重な経験となりました。

クイズにチャレンジ!

早口言葉で口の準備運動!

最後はグループごとに発表しました

高2教養演習 俳句 ―私の冬― 高2教養演習 俳句 ―私の冬―

学校設定科目「教養演習」で、高2が句作に挑戦しました。2学期の授業の佳句をご紹介します。テーマは「私の冬」。

書初めの墨の一滴時止める
夢と書き息をつきたる筆始
こがらしと並んで歩く摩天楼
川に影落とし寒月ふるへけり
凍蝶を丸呑みしたる大地かな
見上ぐれば隙間だらけの紅葉かな
冬桜花に吐息のありにけり
元日のせはしく変はる世論かな
暖房の車窓に描く友の顔
亡き祖父のカメラを使ふ初写真

中1 江ノ島地学見学会 中1 江ノ島地学見学会

中1希望者対象の地学見学会が開催されました。

青空の下、2学期に学んだ地学の内容を思い出しながら、江ノ島全体を巡って海食台やタフォニなど色々なものを観察しました。生徒たちは写真を撮ったりメモをとったりしながら、熱心に教員の説明に耳を傾けていました。

 

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー12月 マッチ先生が贈る今月の一句ー12月

「冬うらら日向で遊ぶ子どもたち」

冬の日差しの中、のどかに遊ぶ子どもたちを見て、世界中の子どもたちの幸せを祈りを祈りながら詠んだ一句です。

光塩では毎年12月にクリスマス会を行います。そこで直接会うことの難しい「もう一人の友」について考える機会を持つのですが、今年はアルペ難民センターのスタッフの方から、お話を伺いました。その内容についてはダイアリーのほうをお読みください。私がこの話題をここに出したのは、先日行われたノーベル平和賞授賞式に日本被団協の代表の方が挨拶されたことに繋がると感じたからです。被団協とは、日本原水爆被害者団体協議会の略ですが、被爆者たちが声を上げるまでには相当のご苦労があったとのこと。被爆者たちは、原爆症に苦しめられたばかりか、同じ日本人からの「差別」にも相当苦しめられたと言います。「原爆病」がうつるといった誤った考えが人々の間に広まり、被爆した事実を隠しながら不自由な生活を強いられた人々がたくさんいました。その被爆者たちが声を大にして「核兵器廃絶」を叫んだのはいつまで経っても絶えることのない戦争と核を戦争の抑止力にしようと考える核保有国の核兵器増強に危機感を持ったからに他ならないと思います。

そもそも戦争が起こるのは、自国の利益のみに執着することによります。自国民に利益をもたらすために、他国民や他民族を排除する―そこから戦争が起き、排除された人々が行き場を失って難民になる。被爆者たちの中にもまだ国家による補償を受けられずにいる人々がいます。イエスキリストも馬小屋で生まれ、貧しい人々からの祝福を受けました。説教の度に「大工の子」として蔑まれたイエス。私たちは、どうして人を「差別」するのでしょうか。みな同じ「人間」ではないでしょうか。クリスマスを過ごすときに、自分のことだけでなく、「差別」に苦しんでいる人々のことを少しでも考えて過ごせたらいいなと思っています、

中高クリスマス会 中高クリスマス会

中高クリスマス会が、行われました。クリスマス会第1部は中高6学年が競う合唱コンクール、アンサンブル部、合唱部の発表や高2有志によるオルガン演奏、第2部は中3有志生徒による発表とNPO法人「アルペなんみんセンター」理事松浦由佳子氏の講演を実施しました。

合唱コンクールでは、どの学年もそれぞれの持ち味と練習の成果を活かした合唱を披露しました。なかでも高3は最後の合唱コンクールに、光塩で支え合った仲間や見守り続けてくれた家族、教職員への感謝を込め、心を一つにして歌い、聴衆に大きな感動を与えました。

合唱コンクールの結果は、 高等科金賞が高等科3年、中等科金賞は中等科2年でした。さらに指揮者賞、伴奏者賞を、中高各1名ずつ表彰しました。

第2部は、まず、8月に「アルペなんみんセンター」の交流会に参加した中3生徒が、「難民」の定義や難民の人数、出身国、子どもの数、就学率等をクイズ形式で解りやすく紹介し、その後、「アルペなんみんセンター」理事である松浦由佳子氏の講演を聴きました。松浦氏は難民を取り巻く状況や日本の難民認定の現状と課題について、スライドや動画を交えて解りやすく話されました。お話の中で強調されていたのは、「人と人とのかかわり」であり、難民の方が「その人らしく生きられるように」支えることが大切ということでした。そして、今、私たちにできることは、「もう一人の友」として難民の方に思いを馳せ、共に歩むことであると述べておられました。第2部の発表と講演は、生徒たちが難民問題や国際協力を考える契機になることでしょう。

高3合唱

中2合唱

中3発表スライド

講演者松浦由佳子氏

講演のタイトル

 

 

 

 

 

 

 

 

共通テスト虎の巻 がんばれ受験生 共通テスト虎の巻 がんばれ受験生

共通テストまであと1か月となった12月、高3の廊下には毎年恒例の「共通テスト虎の巻」の冊子が積み上げられました。「新課程ならではの問題をチェック。たとえば~」「プログラミングではこんな技術が問われそうです…」などの手づくりのコメントが並んでいます。この「虎の巻」は、今年度の高3の授業担当者からの共通テスト直前対策アドバイス集です。がんばれ、受験生!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中2 藤嶋昭先生講演会 中2 藤嶋昭先生講演会

中学2年生のキャリア教育の一環として、東京大学特別栄誉教授、東京理科大学栄誉教授の藤嶋昭先生をお迎えし、お話を伺いました。藤嶋先生は2018年まで学長を務められた東京理科大学で、現在は同大学スペースシステム創造研究センターの特別顧問をなさっていらっしゃいます。

藤嶋先生は、本校のシスターとのご縁が始まりとなり、以前から毎年中学生へ向けて科学についてのご講演をしてくださっています。

今年のテーマは【科学を楽しく勉強し、偉人に学ぼう】。宇宙や天体という壮大な世界のお話から始まり、空やそこに浮かぶ虹、錯視の原理を、マイケル・ファラデーを始めとした偉人たちと絡めつつご解説くださいました。

また、藤嶋先生が世界で初めて発見された【光触媒】の現象について、その仕組みや活用例、今後の可能性等について具体例を挙げながらお話しくださり、生徒は楽しく聞いていました。

講演会では様々な実験を実演していただき、科学への関心がより一層高まる時間になりました。

理科係の生徒が壇上に上がり、実験のお手伝いをさせていただきました。

空の色を再現する実験

夕焼けの空を再現する実験

10円玉が1枚の紙の上に乗りました!物理ってすごい!