中高クリスマス会 中高クリスマス会

中高クリスマス会が、行われました。クリスマス会第1部は中高6学年が競う合唱コンクール、アンサンブル部、合唱部の発表や高2有志によるオルガン演奏、第2部は中3有志生徒による発表とNPO法人「アルペなんみんセンター」理事松浦由佳子氏の講演を実施しました。

合唱コンクールでは、どの学年もそれぞれの持ち味と練習の成果を活かした合唱を披露しました。なかでも高3は最後の合唱コンクールに、光塩で支え合った仲間や見守り続けてくれた家族、教職員への感謝を込め、心を一つにして歌い、聴衆に大きな感動を与えました。

合唱コンクールの結果は、 高等科金賞が高等科3年、中等科金賞は中等科2年でした。さらに指揮者賞、伴奏者賞を、中高各1名ずつ表彰しました。

第2部は、まず、8月に「アルペなんみんセンター」の交流会に参加した中3生徒が、「難民」の定義や難民の人数、出身国、子どもの数、就学率等をクイズ形式で解りやすく紹介し、その後、「アルペなんみんセンター」理事である松浦由佳子氏の講演を聴きました。松浦氏は難民を取り巻く状況や日本の難民認定の現状と課題について、スライドや動画を交えて解りやすく話されました。お話の中で強調されていたのは、「人と人とのかかわり」であり、難民の方が「その人らしく生きられるように」支えることが大切ということでした。そして、今、私たちにできることは、「もう一人の友」として難民の方に思いを馳せ、共に歩むことであると述べておられました。第2部の発表と講演は、生徒たちが難民問題や国際協力を考える契機になることでしょう。

高3合唱

中2合唱

中3発表スライド

講演者松浦由佳子氏

講演のタイトル

 

 

 

 

 

 

 

 

共通テスト虎の巻 がんばれ受験生 共通テスト虎の巻 がんばれ受験生

共通テストまであと1か月となった12月、高3の廊下には毎年恒例の「共通テスト虎の巻」の冊子が積み上げられました。「新課程ならではの問題をチェック。たとえば~」「プログラミングではこんな技術が問われそうです…」などの手づくりのコメントが並んでいます。この「虎の巻」は、今年度の高3の授業担当者からの共通テスト直前対策アドバイス集です。がんばれ、受験生!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中2 藤嶋昭先生講演会 中2 藤嶋昭先生講演会

中学2年生のキャリア教育の一環として、東京大学特別栄誉教授、東京理科大学栄誉教授の藤嶋昭先生をお迎えし、お話を伺いました。藤嶋先生は2018年まで学長を務められた東京理科大学で、現在は同大学スペースシステム創造研究センターの特別顧問をなさっていらっしゃいます。

藤嶋先生は、本校のシスターとのご縁が始まりとなり、以前から毎年中学生へ向けて科学についてのご講演をしてくださっています。

今年のテーマは【科学を楽しく勉強し、偉人に学ぼう】。宇宙や天体という壮大な世界のお話から始まり、空やそこに浮かぶ虹、錯視の原理を、マイケル・ファラデーを始めとした偉人たちと絡めつつご解説くださいました。

また、藤嶋先生が世界で初めて発見された【光触媒】の現象について、その仕組みや活用例、今後の可能性等について具体例を挙げながらお話しくださり、生徒は楽しく聞いていました。

講演会では様々な実験を実演していただき、科学への関心がより一層高まる時間になりました。

理科係の生徒が壇上に上がり、実験のお手伝いをさせていただきました。

空の色を再現する実験

夕焼けの空を再現する実験

10円玉が1枚の紙の上に乗りました!物理ってすごい!

中1防犯教室 中1防犯教室

中1では、期末試験最終日に防犯教室を実施しました。万が一の場合の校内・校外でのとるべき行動を確認し、インターネットでのトラブルについて動画をみながら学習しました。

生徒は、具体的な事例を思い浮かべながら真剣に話を聞いていました。

さすまたを使った訓練のようす

高1 租税教室 高1 租税教室

高1では、主権者教育の一環として、税理士の方々をお招きして租税教室を実施しました。

初めに税理士の仕事内容や税のしくみについて説明していただきました。その後は税の公平性について考えるためのグループワークを行い、「収入の異なる3人から、何円ずつ税金を集めるのがよいか?」を話し合いました。生徒たちが発表した案の中には、「法人税の集め方」「固定資産税の集め方」に該当するものもあり、グループワークを通して、税金の種類や違いを改めて知ることができました。後半では「無くしたい税金」「新しい税金」などについての意見を出し合い、全体で共有しました。生徒たちが真剣に考えた税金案の中には思わず笑ってしまうユニークなものもあり、租税教室は最後まで盛り上がりを見せていました。

高1の生徒たちにとって税金は、「消費税」のように身近なものから、「法人税」のようにイメージしにくいものまであり、この租税教室によって税についての理解を深めるとともに、主権者として主体的に税を考えることができました。税理士の方々にお礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高1 国際基督教大学出張講義 高1 国際基督教大学出張講義

高1では、国際基督教大学から小松万姫先生をお招きし、「知るってどういうことだろう?~新しい知を目指すリベラルアーツへの招待~」という題で出張講義を行っていただきました。

先生はまず初めに、国際基督教大学についてのご紹介をしてくださいました。複数の専攻を持つことができる独自の仕組みや、自然と多様性の溢れるキャンパスライフなど、生徒たちは国際基督教大学の学生生活について興味津々でした。

講義はグループワークを中心に行われ、どのグループも活発に意見交換を行っていました。2つの絵画を比較してできるだけ多くの問いを立て、各問いについて知るためには「言語」「知覚」「理性」「感情」「記憶」「創造」「直観」「信仰・信念」のどの方法を使うのか、グループで意見を共有しながら、「知る」とはどういうことかについて思考を深めました。

今回の講義を通して、国際バカロレアの教育の基盤にある「知の理論」の一端に触れながら、知識と知識の結びつきや多角的な視点を踏まえて思考することの重要性を身をもって知ることができました。小松先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別講座「国際NPOせいぼ」FTSL越久陽子さんの講演 特別講座「国際NPOせいぼ」FTSL越久陽子さんの講演

特別講座「国際NPOせいぼ」では、海外からの学生インターンや、第一線で活躍中の方が来校し、フェアトレードやSDGsの実践についてお話を伺う機会があります。
11月にはFTSL(フェアトレードショップリスト)の越久陽子さんが来てくださり、現在進んでいる、ウェブサイトを通じた78店舗におよぶフェアトレード企業の紹介・発信や、企業と消費者を有機的に結ぶイベント(特製フェアトレードパンの試食会も!)などの取り組みについてお話しくださいました。越久さんは、学生時代はインドでフィールドワークをしながら貧困問題について学び、学ぶことを越えてこの問題に迫りたいと試行錯誤し悩んだとき、知人からある美しい財布を贈られたのだそうです。金の刺繍が施されたその財布はフェアトレード商品だった…という出会いのエピソードに、生徒は聞き入っていました。インテリア関係の会社でフェアトレード商品を扱ったり、無駄の少ないエシカルウエディングの企業での勤務の経験をお持ちの越久さん。「働くこと」と「国際貢献」について、視野が広がる貴重な機会になりました。

フェアトレードショップリストの活動はさまざま

 

 

 

 

 

 

 

 

越久さんのキャリアについてのお話

特別講座「オルガンを弾こう」 特別講座「オルガンを弾こう」

水曜6時間目は自由選択のいろいろな特別講座があります。写真はそのひとつ、特別講座「オルガンを弾こう」のようすです。

オルガンといっても、メルセダリアンホール(講堂)の専用の部屋にある大きなオルガンです。このオルガンに触れ、ピアノとは違うタッチや音色を味わえる講座です。

この日は高校生二人がクリスマス会での演奏へ向けた練習中。ホール内にはバッハやクリスマスメドレーが響いていました。

そのほかの特別講座の紹介記事はこちら

連弾の練習中です!

 

 

 

 

 

 

 

写真の右上にオルガン室が見えています。メルセダリアンホール(講堂)内のようす。

 

 

 

 

 

日本女子大学科目等履修生の授業が始まりました! 日本女子大学科目等履修生の授業が始まりました!

2学期から、高大連携協定に基づき、高等科生(2・3年生)希望者対象の日本女子大学の講義(オンライン)が始まりました。受講した生徒からは、「『舞台芸術の歴史』ではシェイクスピアのハムレットなどの作品の背景について学びました。授業を踏まえたあらすじのレポートなどが課されますが、とても楽しいです。」「『歴史から見る現代世界』の授業では、たとえば中世ヨーロッパのペットの歴史などについて学びました。高校の教科書には載っていない事柄を研究者の観点から詳しく解説していただき、大学での学びが楽しみになる貴重な体験となりました。」との感想が寄せられました。

特別講座「国際NPOせいぼ」バリスタ・大村美咲さんと『循環』(続) 特別講座「国際NPOせいぼ」バリスタ・大村美咲さんと『循環』(続)

11月の特別講座「国際NPOせいぼ」に、再び、大村美咲さんが来てくださいました。大村さんは前回、おいしいコーヒーの淹れ方を教えてくださったあと、循環のお話をしてくださり「詳しくはまた今度」と続きを予告していました。
再び、「循環にはどんなイメージがありますか?」と大村さんの質問が教室に投げかけられます。リサイクル、円、還暦…みんな思いつくことを挙げてゆきます。葉が茂り、実がなり、やがて朽ちて土にかえる木の循環もあります。循環は「ひとまわりして元に帰りそれをくりかえすこと 」ですが、それだけではありません。イメージとしては、回りながら発展してゆくものです。
「では、マラウイコーヒーの生みだす循環とは何でしょう?」と大村さん。コーヒーの売り上げはマラウイの給食支援に使われます。では支援をうけた子供たちはその先どうなるでしょう。学校に通い、教育を受けて成長します。
「給食支援の周囲にも意識を向けながら販売できるとよいですね」という言葉に、生徒たちは、コーヒー販売の活動の先に思いを向けていました。

バリスタ・大村美咲さんの前回の授業はこちら

「循環」というとどんなイメージがありますか?と大村さん。