ラーニング・コモンズのリニューアルオープンイベントが行われました ラーニング・コモンズのリニューアルオープンイベントが行われました
9月、新装なったラーニングコモンズで再オープンを記念するイベントが行われました。工事を経て、室内は廊下から大きなガラス越しに見渡せるようになり、鮮やかな緑のカーテンと縞模様のカーペットが調和した明るい空間になりました。佐野摩美前校長先生の蔵書を中心とした本も、新しい本棚で手に取りやすく配置されました。
イベントの開始にあたり、烏田校長は、かつて佐野先生のお部屋が小論文指導の際、添削のたびに増えた本で机が埋めつくされていたことを振り返り、「佐野イズムが受け継がれる中、この部屋がこれから発展的に利用されることが一番です」と述べました。続いて工事を担当された高垣建築総合計画の中島かおり様が「以前、光塩の別の工事も担当しましたが、今回はじめて生徒さんたちの案を取り入れました。“タヌキをイメージした縞々の床(※)”、“森をイメージしたカーテン”などとても確固たる要望がありました。これからも楽しく部屋を使っていただけると嬉しいです」と挨拶の言葉を述べました。最後に担当(生徒ラコモンチーム)代表の中学生が「リニューアルオープンにいたるまで、たくさんの方に支えていただき、心から感謝申し上げます。ラコモンチームはこれまで、ポップの作成や本の展示をしたり、津田塾大学ラーニングコモンズの見学をしたりと、利用の拡大へ向け試行錯誤してきました。ここが、新しい出会いや学び、成長の場になり、多くの方々に愛される場所となるよう努力してまいります」と締めくくりました。記念のテープカットでは、生徒たちがこの日のために手作りしたリボンの花を手に、テープにハサミを入れました。
なごやかなイベントの終了後、参加した高校生は「私は毎日ここで自習したり、教養演習や古文の授業に関係する本を読んだりしているヘビーユーザーです。ここは、空間や本すべてが自分の学びを高めてくれます。残念ながら(生前)お会いできませんでしたが、佐野先生の本や学びへの思いが根づいている空間を皆で守っていきたいです。」と感想を述べていました。
(※)タヌキは佐野先生の自称(まみ=狸)に由来します。ラーニングコモンズのドアサインと蔵書印のタヌキはしっぽがしま模様になっています。
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