脚本家・福田裕子先生のトークショーを開催しました 脚本家・福田裕子先生のトークショーを開催しました

2025年1月18日(土)ラーニング・コモンズにて、福田裕子先生のトークショーを開催しました。
福田先生は、光塩の卒業生です。先生は現在、脚本・小説家として、数々の人気作品を手掛ける多忙な作家生活を送られています。この日は作文や創作が好きな生徒たちに向けて、主人公を魅力的に構想する方法や、文章を読みやすく洗練していく方法など、作品を楽しく・面白くするための実践的なヒントを教えてくださいました。また、ご自身の光塩生時代になさっていたことや、しておけば良かったと感じられることを、惜しみなく伝えてくださるお姿に、生徒たちはたくさんの刺激を受け、創作活動に意欲を燃やしていました。トークショーが終わった後も、自分の作品に先生からアドバイスをいただく生徒や、お話したい生徒の列が絶えず、この機会を通して学年を超えた創作活動の輪が広がりました。

福田裕子先生

ラーニング・コモンズで行いました

福田先生のご著書を紹介しました

カテゴリー:表彰

令和6年度新宿区夏目漱石コンクール 令和6年度新宿区夏目漱石コンクール

令和6年度新宿区夏目漱石コンクールに、今年度も多数の光塩生が入賞しました!

高三 Sさん – 最優秀賞

高二 Yさん – 二松学舎大学賞

高二 Iさん – くまもと賞

高二 Aさん、Tさん – 佳作

高校生読書感想文部門は1200点近い応募があったとのこと。その中で、佳作も入れて15名の枠に5名の光塩生の名前が連なりました。

文系を志望する生徒は、高二の文学国語Ⅰを履修します。夏目漱石の随筆「硝子戸の中」と樋口一葉の「たけくらべ」を中心に、資料を使いながら本文を読み解き、学んだこと・思考したことを繰り返し表現していく授業です。二百字論述は一年間で10回以上も書き、二学期には漱石感想文集も作成します。(なかなかハードな授業かもしれません)

授業を通して身に付けた読解力と表現力は、今回の漱石コンクールのみならず、毎年の全国青少年読書感想文コンクール、旺文社主催のサイエンスコンクールの読書感想文・小論文・小説の各部門での多くの入賞に繋がっていると思います。

表彰式は新宿区の漱石山房記念館で行われ、新宿区長から手渡される表彰状を、緊張と昂揚が相半ばする表情で、しかし皆堂々と受け取っていました。

特別講座「国際NPOせいぼ」ユースワーク・林栞さん 特別講座「国際NPOせいぼ」ユースワーク・林栞さん

特別講座「国際NPOせいぼ」に、今回はゲストスピーカーとして林栞さんが来てくださいました。
林さんは、NPO法人文楽舎(ぶんがくしゃ)に所属、子どもや若者の支援活動であるユースワークをしています。その内容は学習支援や食事、居場所づくりから、“平和”や“気候変動”など正解のない問いをみんなで話し合う「金の学び」に至るまで、実にさまざま。光塩の生徒から見れば、年齢的には少しだけ先輩の方、ですがユースワークの活動は10年を超えています。
大学時代のタイ留学、カンボジアでのボランティア活動を通じて、当たり前と思っていたことが必ずしもそうでないとに気づくと同時に、日本社会の問題が俯瞰して見えるようになったという林さん。今は、いろいろな事情を抱える子どもに寄り添って、独りぼっちじゃないと伝えることが希望、と話してくださいました。
生徒たちは真剣にお話を聞きながら、協働について考えました。コーヒー販売とマラウイの給食支援をスタートに、この講座が目指すものを、もっと広げて行くとしたら? むしろ身近に活動の場があるのかもしれない…講座の名前に「国際」とあるけれど、支援が必要な人はそれこそ東京の若者の中にもいるわけで…。考えるうち、生徒たちは今学期のテーマ「協働」のイメージをつかみ始めたようです。

特別講座「NPOせいぼ」前回の記事はこちら

「興味を持ったことには一歩踏み出すこと、現地に行って自分の目で確かめることが大切」と語る林さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文楽舎のほか、教会こどもスタッフやカタリバ アダチベースでも活動中だそうです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「〇〇の時に読みたい本」の企画を実施中です 「〇〇の時に読みたい本」の企画を実施中です

現在、第二職員室の前では、ラーニング・コモンズチーム(ラコモン)による「〇〇の時に読みたい本」の企画を実施中です。今回の企画では、なんと本のタイトルが見えない形でラッピングされています。中身は帰ってからのお楽しみ♪ポップに書かれた内容をもとに、生徒たちはその時の気分に合った本を手に取って持ち帰ることができます。本はすべて、ラコモンメンバーがセレクトしてくれました!

売れ行き上々です!

冬休み前に準備にいそしんだラコモンメンバー達

メンバーの想いが詰まったポップ。可愛くデコレーションしています

英語キャンプ 英語キャンプ

1月初旬の3日間、校内で英語キャンプが行われました。中2と中3の希望者約40名が参加しました。外国人の先生たちと英語だけでコミュニケーションをとることに、最初は緊張や難しさを感じているようでしたが、様々なアクティビティを通して徐々に緊張もほぐれ、英語での会話を楽しむことができるようになりました。最終日には、中2はスキットで日本の様々な地域を紹介しました。中3は日本のポップカルチャーについてインタビュー形式で発表しました。3日間の練習を通して得た「英語で話したり発表したりすることへの自信」を感じさせる、活き活きとした発表でした。今後の英語学習にもつながる貴重な経験となりました。

クイズにチャレンジ!

早口言葉で口の準備運動!

最後はグループごとに発表しました

高2教養演習 俳句 ―私の冬― 高2教養演習 俳句 ―私の冬―

学校設定科目「教養演習」で、高2が句作に挑戦しました。2学期の授業の佳句をご紹介します。テーマは「私の冬」。

書初めの墨の一滴時止める
夢と書き息をつきたる筆始
こがらしと並んで歩く摩天楼
川に影落とし寒月ふるへけり
凍蝶を丸呑みしたる大地かな
見上ぐれば隙間だらけの紅葉かな
冬桜花に吐息のありにけり
元日のせはしく変はる世論かな
暖房の車窓に描く友の顔
亡き祖父のカメラを使ふ初写真