マッチ先生が贈る今月の一句ー7月 マッチ先生が贈る今月の一句ー7月

「思い出をいっぱい作ろう夏休み」

先日、終業式があり、校長訓話がありました。校長訓話というと思い出すのが、2年前に他界した前校長のことです。放送朝礼で生徒たちの心に沁みとおる素晴らしい話をしていましたが、その話の結びはいつも生徒たちへの励ましの一言で締めくくられていました。それが「今日も一日ファイトです!」の一言。たぶん、先生は生徒たちに向けてと同時に、自分に向けてもその一言を投げかけていたのではないかと推察します。

さて、私ならどんな一言で締めくくるのかしらと思い巡らしたときに浮かんできたのが次の言葉です。

「今日も一日感謝です!」―私にはこの一言が一番似合っていると思いました。なぜなら、私は一人では何もできないからです。以前お話ししたように機械に弱い私は、日々周りの先生方に教えていただいたり、手伝っていただいたりしています。また、幼少時から忘れっぽいので、いろいろな方から声をかけてもいただいています。授業では、拙い私の授業に一生懸命受け答えしてくれる生徒たちに助けられています。生徒たちの発言から学ぶことも多々あります。また、6月の教育実習期間には、実習生の方からたくさん学ばせてもらいました。

そもそも、今日一日私が生かされ、仕事させていただき、おいしく食事させていただき、心地よく眠らせていただいていること自体、感謝したいことなのです。だから、私は皆さんに向けて言います。

「今日も一日感謝です!」と。

オープンスクール オープンスクール

終業式の翌日、クラブ委員会の生徒が中心になってオープンスクールが開催されました。

オープンスクールでは、4年生から6年生が英語・理科・倫理など中学の授業を体験し、積極的に挙手して発言する姿が見られました。

また、クラブ体験、校内巡りのミニツアー、生活委員会生徒による説明会が実施されました。35℃を超える猛暑日でしたが、たくさんの来校者をお迎えすることができました。

在校生と一緒に何かをするクラブ体験は大盛況で、体験希望者の列ができるほどでした。

またミニツアーはツアーコンダクターの生徒が積極的に校内案内を行い、自分の所属するクラブはもちろんのこと、各クラブの魅力を意欲的にアピールしていました。

生活委員会による説明会では、スライドを使って学校生活や学校行事、クラブ活動などをわかりやすく紹介しました。また、説明会後の質疑応答にも丁寧に対応していました。

このオープンスクールをきっかけに光塩女子学院に興味をもってくださる方が増えていくことになれば幸いです。

人形劇部の人形展示

茶道部でのお点前体験

 

 

 

 

 

 

 

アンサンブル部の公演

体験授業

 

1学期終業式 1学期終業式

梅雨明けした青空から強い日差しが照りつける日、1学期終業ミサと終業式が行われました。

ミサの中で神父様は、ミサが他者に対しての自分の接し方を振り返る時間になると話されました。そのお話は終業式での校長訓話にも繋がるものでした。

校長訓話では、1学期を終えるにあたって今年度の学校目標「他者に向かって開く」を実現できたかを振り返ってみましょうとの呼びかけがありました。他者との関わりにおいてはうまくいかない経験も重要で、傷ついたり、悩んだりしながらも「ありのままに受け入れいっぱいゆるしていっぱい信じていっぱい愛していきましょう」との言葉で締めくくられました。生徒たちは、具体的なわかりやすい話に聞き入っていました。

(校長あいさつの内容はこちら

終業式後、賞状授与式が行われ、校内のコンクールはもとより外部団体のコンテストやコンクール、競技大会で栄えある賞をいただいた生徒たちの栄誉が称えられました。

授与式に引き続いて行われたのが、「タイ・スタディツアー」についてと「ラーニング・コモンズ」についての発表です。

「タイ・スタディツアー」は上智大学主催の高大連携プログラムです。26の学校から各1名参加ということで、光塩代表に選ばれた高2のA.N.さん。6日間のプログラムで学んだことを、写真を見せながら語ってくれました。タイの大学、コミュニティ、マーケットなどへの訪問やスラム街でのボランティア活動を通して、タイの様々な面を見られたことが有意義だったと、生き生きと語ってくれました。

「ラーニング・コモンズ」が9月にリニューアルオープンするにあたり、「ラーニング・コモンズ」の存在そのものを知ってもらい、活用してもらう目的で、ラーニング・コモンズチーム(中3有志)が動画をまじえて発表しました。わかりやすく親しみやすい発表で、今後ますます「ラーニング・コモンズ」利用者が増えることでしょう。

 

1学期終業式ミサ

タイスタディツアーの報告

ラーニングコモンズチームの発表

 

光塩生のための日本女子大学キャンパスツアー 光塩生のための日本女子大学キャンパスツアー

7月17日、光塩生のための日本女子大学キャンパスツアーが行われました。この日、高等科の希望者は目白キャンパスを訪れ、ステンドグラスの美しい成瀬記念講堂に集まりました。はじめに大学の方から日本女子大学の特色や入試の種類についてのお話を伺い、続いて大学2年に在籍している光塩の卒業生2人から授業の紹介や学生生活の様子などを聞きました。卒業生2人が案内役となって、キャンパスツアーに出発です。「これは光塩でいえばパーラーみたいな施設です。」…丁寧な解説を聞きながら校舎や図書館を回り、学食体験もして、学生生活のイメージが湧いたようです。ツアーを終えた参加者からは「校舎や図書館がきれいで、落ち着いた雰囲気でした」「学部の特色や入試方式の説明が分かりやすかったです」「先輩の説明が楽しかったです。光塩と比較して説明してくれたのもよかったです」との声が聞かれました。

成瀬記念講堂でお話を伺います

校舎をめぐると大学の授業の様子が分かります

 

 

 

 

 

 

 

案内の大学生は光塩の先輩

特別に、屋上庭園も見学できました

特別講座「国際NPOせいぼ」りそなホールディングス・吉本先生の特別授業 特別講座「国際NPOせいぼ」りそなホールディングス・吉本先生の特別授業

特別講座「国際NPO(せいぼ)の活動に参加してみよう!」ではりそなホールディングス・サステナビリティ推進室の吉本圭吾先生をお迎えし、2回にわたり特別授業を実施しました。

第1回は人権について。吉本先生は企業のCSR(企業の社会的責任)調達について、世界の具体例をたくさん交えてお話しになりました。食糧援助を上回る量のフードロスや大量に廃棄されるファストファッションの衣料。豊かさを求めたはずなのにどうしてこうなるのでしょう。劣悪な労働環境の労働者(現代奴隷)は4030万人に及び、近代以前の奴隷より多いそうです。

将来にわたって豊かさを維持するためには、企業は本来CSR調達をしなくてはいけないはずです。どうすれば、この考え方が広まるでしょうか?

第2回は環境について。地球温暖化は海面上昇のほかに何をもたらすでしょう?生態系への影響、気候難民、食糧の生産の不足、あたらしい南北問題や紛争…。今回も、教室ではロールプレイを取り入れたグループワークが行われました。有害物質を管理不十分な状況で使用し、環境汚染をしたことが発覚したとある貧しい国の工場。健康被害も出ています。それでは、この工場から仕入れている先進国の企業はどうするべきでしょう?再び、企業チーム(の生徒グループ)は知恵を絞り、「現地工場を買収します」と答えました。

貧しい国の工場や労働者、先進国の企業や消費者がお金の動きでつながる現在の世界の中で、どうすれば人権や環境を現実に合わせて守ってゆけるのか、生徒それぞれが真剣に考える授業となりました。授業が終わった後も吉本先生に熱心に質問をする生徒が並んでいました。

ユーモアを交えてお話される吉本先生

もし自分が当事者だったら?生徒は真剣に考えます

 

 

 

 

 

 

 

事前学習のロールプレイの記事(6月)はこちら

特別講座 ~Learning English through Arts and Crafts~ 工作を通じて英語を学ぼう 特別講座 ~Learning English through Arts and Crafts~ 工作を通じて英語を学ぼう

水曜6時間目に自由に選択できる特別講座のひとつ~Learning English through Arts and Crafts~美術や工作を通じて英語を学ぼう についてご紹介します。

ALT(外国語指導助手)のスコットランド出身ジェマ先生とカナダ出身メリッサ先生が隔週で行っている講座です。今回は様々な動物を英語の作成マニュアルを見ながら作りました。先生に粘土をもらう際には” Which color would you like? ” または “Is this enough? “などの質問に ” I want yellow.”  ” I need more.” などと英語で答えていきます。 静かな音楽が流れる中、生徒は集中して手先を使いかわいらしい作品をたくさん作り上げました。

“ハチ”作り方マニュアル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何の動物かわかりますか?恐竜もまざっているかも?

 

高2修学旅行に向けての探究プログラム 高2修学旅行に向けての探究プログラム

高2は、秋の京都への修学旅行の事前学習として、株式会社らくたび代表若村亮氏より、「らくたび講座」を受けました。京都の歴史、世界遺産、暮らし、社寺参拝の習わしなどをクイズ形式で学び、班別自主研修で行ってみたい社寺について、それぞれがイメージをふくらませていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

参加した生徒からは以下のようなコメントがありました。

「今回の講演を伺って、京都の歴史や文化のイメージがさらに深まりました。講演後、班の仲間とも自主研修で行く社寺について話が弾みました。修学旅行が近づいてきて楽しみになるとともに自分の教養、探究活動もさらに深まって、非常に有意義な時間でした。」

「社寺などの世界遺産の話題を中心にご講演くださり、京都の歴史的建造物について深く理解できました。修学旅行の準備段階である今、京都への関心が高まり、社寺について調べるようになりました。修学旅行を通して探究活動を行うため、より良い学習ができるよう、講演で教えていただいた内容を十分に活かしていきたいです。」

→ 去年の修学旅行(10月)のダイアリーはこちら

特別講座「国際NPOせいぼ」CSR調達とロールプレイ 特別講座「国際NPOせいぼ」CSR調達とロールプレイ

ここはアジアのとある国の工場。日本向けの製品を製造しています。ところが、子供が工場に出入りをしています。調査の結果、児童労働が行われていたことが分かりました。さあ、あなたはどうしますか?

…こんな設定のもと、特別講座「国際NPOの活動に参加してみよう!」では、上級生が進行役となり、ロールプレイが行われました。生徒たちは現地のアジアの企業や、地元のコミュニティ、A社(日本の会社)、A社の株主、日本の消費者などの役に分かれ、それぞれどう行動するかグループで話し合いました。会見に追い込まれた(という設定の)A社の出した方針は「会見では、事実を知らずに取引をしていたと述べて謝罪。現地の子供が学校に行けるよう給食支援を行う。現地工場の作業効率化と賃金向上を図る」でした。

実はこれは、CSR(企業の社会的責任)調達の事前学習です。来週の、りそなホールディングス・吉本先生の特別講座のために、進行役の高3生徒が資料を工夫して準備しました。児童労働を漠然と「良くないこと」ととらえるだけでなく、立場を変えて考えることで、その背景や、児童労働を減らすために企業・消費者の果たすべき役割が自分ごととして見えてきた講座になりました。

進行役の生徒による説明

「企業が会見に追い込まれた」という設定を説明します

 

 

 

 

 

 

 

 

特別講座「国際NPOの活動に参加してみよう!」5月の記事はこちら

生活委員会「全力週間」 生活委員会「全力週間」

生活委員会では、学期ごとに「~週間」を行って学校生活の向上を図っていますが、今学期は、生活委員会に所属する各部がそれぞれの活動に全力で取り組む「全力週間」を実施しました。

生活委員会の役員は、生活委員会を知ってもらうための動画を全力で作成。生活委員会の取り組みをクイズにしました。また、「全力週間」の文字が入った腕章を終日つけるなど、「全力」で委員会活動をアピールしていました。

また、朝礼時と昼休みに放送を流して各部の活動を紹介したり、校内の至る所に各部の部長・副部長が描いたポスターを掲示して積極的にアピールしたりしました。これまで「生活委員会」の活動になじみがなかった方々にも、十二分にアピールできたのではないでしょうか。

全力週間

 

ラコモン出張文庫 パワーアップして拡大中です! ラコモン出張文庫 パワーアップして拡大中です!

ラーニング・コモンズは今夏に改装を予定しています。有志生徒のラーニング・コモンズチーム(略してラコモンチーム)は、改装前の最後の施策として、POP付きの出張文庫を中等科1F~3Fの3フロアに拡大して展示しました。ここで展示した本はすべて、ラーニング・コモンズで、チームのメンバーがそれぞれ思い思いに選んだものです。

さらに、高等科3年生のフロアでは、教育実習生の協力により、論理国語で勉強中の医療・生命倫理をテーマにした出張文庫を開設しました。ここでも実習生によるアイディア満載のPOPがそれぞれの本の魅力を引き立てています。 

POPにはその本を選んだみんなの想いが詰まっています。メンバーと実習生の想いが光塩生に届きますように。この夏、かけがえのない1冊に出会おう!

中3フロア

中2フロア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中1フロア

高3フロアのポスター

 

 

 

 

 

 

 

 

高3フロア