高2修学旅行 高2修学旅行

10月1日~4日の3泊4日で、高2は京都・奈良に修学旅行へ行きました。

1日目は、東大寺の大仏殿や興福寺をガイドの方のお話を聞きながら巡りました。野生の鹿とも触れ合うことができ、穏やかで楽しい時を過ごしました。

2日目の法隆寺では、教科書でおなじみの仏像を目の当たりにし、続いて薬師寺では法話に引き込まれ、話を聞く生徒たちの顔は真剣そのものでした。午後は京都へ移動し、らくたび 若村亮氏の講演会ではさらに多くの学びを得ました。

3日目は、生徒たちが楽しみにしていた京都班別自主研修でした。
以前から立てていた計画にもとづいて、一日中京都市内を観光しました。
戻ってきた満足そうな顔に、貴重な学びの体験が感じられました。

最終日は、宇治平等院の造形美に圧倒されつつ、最後まで名残惜しそうに写真を撮っていたのが印象的でした。

この修学旅行期間中で得たさまざまな経験が、きっとこれからの学院生活に活かされることでしょう。

らくたび若村氏の講演の様子

中1茶道教室 中1茶道教室

中1は、総合の時間に茶道教室を実施しました。卒業生の先生を含む12名の講師の先生をお迎えして、「主人と客が互いの心を和らげてつつしみ敬い、茶室の品々や雰囲気を清浄な状態に保つ」という茶道の心得を示す「和敬静寂」のお話をうかがい、お点前の見学・体験を行いました。生徒たちは慣れない正座に苦戦しながらも、おもてなしの心を身をもって体験しました。

高2生徒が高野山会議に参加しました 高2生徒が高野山会議に参加しました

東京大学先端科学技術研究センターが主催する、第1回青少年高野山会議に高2生徒が参加しました。(東京大学ホームページより:「『高野山会議』は、開創より1200年の歴史を持つ高野山の真言宗総本山金剛峯寺および高野山大学を舞台とし、東大先端研の新しい研究展開を皆さまに広くご紹介するとともに、科学技術×アートデザイン×宗教の深い対話を通じてダイバーシティとインクルージョンの未来を形づくることを目的とした、ユニークな科学文化学術会議です。」)

以下は参加した生徒本人からのコメントです。

8月18日〜21日までの4日間、和歌山県高野山にて「青少年高野山会議」に参加いたしました。

私達と同じ普通科の参加者と親交を深め、様々な舞台で活躍する音楽科の参加者と同じ生活・お勤めをすることができたのは非常に素晴らしい体験でした。

私は今回の会議のテーマ、「1200年後の未来」について様々な観点から考えを深めることができたと思います。

幼い頃から書道という芸術を嗜んでいる私にとって、「1200年後の芸術」にはとても興味がありました。そのため芸術とテクノロジーの共存、もしくはテクノロジーが芸術を侵略する未来について様々な分野の先端人の方々と語り合い、未来に向けて私たちができること、繋げていけることを考察できたことは本当に嬉しい経験です。

今回の会議の内容で一番印象に残ったのは、ワールドカフェ形式での座談会です。この座談会では、多くの人と意見を交わし、芸術とは何か?将来に向けて何を残すことができるのか?などの観点から自分には何ができるのか、今一度見直すことができました。

音楽をはじめとした様々な芸術に触れ、高野山という地で心身を清め、芸術・そして人間の将来について考察した非常に有意義な4日間でした。

頂いた精進料理

高野山会議×東京フィルの特別コンサートに出席した際の写真

マッチ先生が贈る今月の一句ー10月 マッチ先生が贈る今月の一句ー10月

「天高く食も学びも進む秋」

中間試験が終わり、試験の結果に一喜一憂している方も多いことでしょう。「この教科は苦手だから勉強しても無理」、「私にはこの教科の面白さがわからない」といった声も聞こえてきます。

でも本当にそうなのでしょうか。学習してもどうしようもないのでしょうか。確かに得手不得手はあるでしょう。好き嫌いも当然あると思います。実際、私もそうでした。どうしても点数が伸びない科目がありました。その一つが数学でした。苦手なうえに難しい定理や公式を覚えても日常生活に活用できるとは思えなかったからです。とりあえず、買い物のときに困らない計算だけできればいいのではないかと思っていました。ですから、数学の授業や試験は、単位を落とさないためだけに受けていた気がします。

社会人になってからも、数学に関する本は読まず、数学とは無縁の生活を送ってきました。それが、偶然、テレビで数学をおもしろく学ぶ番組を見ることがあり、数学に興味を持ちました。これまで、日常生活と関わりがあるとは思えなかったのが、ケーキの切り方や座席の座り方、物の量り方など、日常生活の例を挙げて非常に解りやすく説明されていて、「ああ、こういうわけでこの答えにたどり着くのだ」と、目から鱗の思いでした。

60の手習いと言いますが、学ぶ気持ちさえあれば年齢に関係なく新たな発見ができるものなのだなと実感しました。

皆さんも、食わず嫌いせずに「かじって」みませんか。そこから何かとの劇的な出会いがあるかもしれません。

中3修学旅行 中3修学旅行

中3は、みちのく(北東北)への探究の旅に出ました。

事前学習として現地の方から震災講話を伺ったり、各自で見学地について調べたりと、準備を整えての旅です。

まずは、北東北の玄関口である一ノ関で新幹線を降りて中尊寺を見学、歴史の授業で学習した奥州藤原氏の繁栄の跡を辿りました。

また、国語で学習した松尾芭蕉の『おくのほそ道』の世界にも浸りました。花巻では、宮沢賢治記念館・童話村を訪れて賢治の生涯に思いを馳せました。

 

2日目は、北上して青森県に入り、4つの中から各自が 選んだ「深」探究プログラムスタディツアーに参加しました。このツアーには施設見学や講演聴講に加えて制作体験があり、皆意欲満々、楽しんで制作に取り組みました。制作した金魚ねぷたやブナの器などの作品は、生徒たちにとっての学びの記念でもあり、貴重なお土産となりました。続いてのりんご狩りは、雨の中、傘をさして行いましたが、皆、自分でもいだりんごの美味しさに感動していました。

 

3日目は、世界遺産に登録された縄文時代の遺跡の一つ三内丸山遺跡を見学し、縄文人になった気分で、勾玉・土偶のクラフト体験を行いました。さらに「たんぽ(通称きりたんぽ)」発祥地である鹿角では、実際にたんぽ作りを体験、甘味噌を塗ってこんがり焼いた味噌付けたんぽに舌鼓をうっていました。

 

最終日はあいにくの雨でしたが、小岩井農場を訪ね、バックヤードツアーだからこそ見られる牛舎を見学して牧畜について学びました。学びの後は、円卓を囲んでジンギスカンを食べ、新鮮な牛乳で作った濃厚なソフトクリームを味わいました。

 

中3修学旅行は、まさに探究旅行というにふさわしい学びの多い、実りある旅になりました。帰京後は、東北に因んだ俳句を作る、東北の魅力を伝えるコラムを書くなどの事後ワークを行います。

数理工学コンテストで受賞した生徒が杉並保健所の方にお話をうかがいました 数理工学コンテストで受賞した生徒が杉並保健所の方にお話をうかがいました

杉並区の夜間使用できるAEDについてまとめたレポートを作成し、武蔵野大学数理工学コンテストでジュニア奨励賞を受賞した高1の生徒が、杉並保健所健康推進課のご担当の方にお話を伺いに参りました。現状について資料からお話を伺い、また、希望しているアイディアなども伝えることができました。知識が深まり考えも広がった貴重な時間を頂けました。

 

今日の自習室 今日の自習室

中間テストを前に放課後の自習室が盛況です。ホールの座席がずいぶん埋まり、シンとした中、それぞれがテキストに取り組んだり、デバイスで何かを調べたり…。見守り担当の卒業生が来ると、さっそく質問する生徒も。この真剣な学習が、結果につながりますように!

こちらは通常パターン。テスト前は開室日が増えます

 

 

見守りの卒業生に質問中です!

 

 

 

 

中2秋の校外学習 中2秋の校外学習

しとしとと秋雨が続いた10月上旬。中学2年生は清澄白河へ校外学習に出かけました。

まずは東京都現代美術館へ。たくさんの作品に囲まれながら『アートって何だろう?』と首をひねりました。

開催中の『日本現代美術私観』展では高橋龍太郎氏のコレクションをじっくりと鑑賞。草間彌生さんや奈良美智さんの作品は特に知っている人が多かったようです。

お昼は清澄庭園へ。幸いなことに雲間からは太陽がのぞき始めます。池のほとりでお弁当を食べる人もちらほら。キラキラと揺れる水面に亀や鯉が水音を立てる度、キャッと小さな歓声があがります。

最後は深川江戸資料館で江戸の暮らしを体験。当時の街並みを忠実に再現した展示スペースでは、長屋や米問屋といった建物の中へ入り、当時の暮らしをより身近に感じることができました。ガイドの方々が教えてくださる知識はどれも大変興味深く、歴史で習ったことに結びつき、新しい発見にも繋がりました。

大きなアートを目の前でじっくり鑑賞

大きなアートを目の前でじっくり鑑賞

庭園で優雅なお昼ご飯を食べている姿。

庭園で優雅なお昼ご飯!

江戸資料館の館内。江戸の町を探索する生徒たちの様子…

江戸資料館の館内も見どころ満載!

 

 

 

中1 秋の校外学習 中1 秋の校外学習

中1は、秋の校外学習で上野に出掛けました。午前中に国立科学博物館・東京国立博物館のどちらか希望する博物館を見学し、上野動物園へ移動し昼食をとり、園内を散策しました。変わりやすい天候の1日でしたが、午後は晴れ間も見え、班毎に興味のある展示や動物を観察していました。このあと、各自が調べたことをスライドにまとめてレポートを作成していきます。

ラーニング・コモンズのリニューアルオープンイベントが行われました ラーニング・コモンズのリニューアルオープンイベントが行われました

9月、新装なったラーニングコモンズで再オープンを記念するイベントが行われました。工事を経て、室内は廊下から大きなガラス越しに見渡せるようになり、鮮やかな緑のカーテンと縞模様のカーペットが調和した明るい空間になりました。佐野摩美前校長先生の蔵書を中心とした本も、新しい本棚で手に取りやすく配置されました。
イベントの開始にあたり、烏田校長は、かつて佐野先生のお部屋が小論文指導の際、添削のたびに増えた本で机が埋めつくされていたことを振り返り、「佐野イズムが受け継がれる中、この部屋がこれから発展的に利用されることが一番です」と述べました。続いて工事を担当された高垣建築総合計画の中島かおり様が「以前、光塩の別の工事も担当しましたが、今回はじめて生徒さんたちの案を取り入れました。“タヌキをイメージした縞々の床(※)”、“森をイメージしたカーテン”などとても確固たる要望がありました。これからも楽しく部屋を使っていただけると嬉しいです」と挨拶の言葉を述べました。最後に担当(生徒ラコモンチーム)代表の中学生が「リニューアルオープンにいたるまで、たくさんの方に支えていただき、心から感謝申し上げます。ラコモンチームはこれまで、ポップの作成や本の展示をしたり、津田塾大学ラーニングコモンズの見学をしたりと、利用の拡大へ向け試行錯誤してきました。ここが、新しい出会いや学び、成長の場になり、多くの方々に愛される場所となるよう努力してまいります」と締めくくりました。記念のテープカットでは、生徒たちがこの日のために手作りしたリボンの花を手に、テープにハサミを入れました。
なごやかなイベントの終了後、参加した高校生は「私は毎日ここで自習したり、教養演習や古文の授業に関係する本を読んだりしているヘビーユーザーです。ここは、空間や本すべてが自分の学びを高めてくれます。残念ながら(生前)お会いできませんでしたが、佐野先生の本や学びへの思いが根づいている空間を皆で守っていきたいです。」と感想を述べていました。
(※)タヌキは佐野先生の自称(まみ=狸)に由来します。ラーニングコモンズのドアサインと蔵書印のタヌキはしっぽがしま模様になっています。

ラーニングコモンズの他の写真はこちら

高垣建築総合計画 中島かおり様

ラコモンチーム生徒代表挨拶。これまでの試行錯誤を振り返りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記念のテープカット。手作りのリボンの花を手に、ハサミを入れました。