マッチ先生が贈る今月の一句ー5月 マッチ先生が贈る今月の一句ー5月

「緑陰に友と憩いし昼下がり」

新しい年度が始まって1カ月半が経ち、様々な学校行事や連休も終わって、年度初めの定期試験期間に入りました。

新中1の皆さんもようやく通常の学校生活に慣れてきたのではないでしょうか。慣れてきたと同時に、友人関係の悩みや人づき合いへのストレスを感じることが出てきたかもしれません。でも心配しないでください。悩みやストレスがあるのは生きている証です。

では、友人関係の悩みに対してどのように向き合えばいいのでしょうか。こんな風に向き合ってきましたよという私自身の体験をお話ししましょう。

口下手で友人を作るのが苦手だった私が、友人を作ることができたのは、自分の弱いところをありのままに見せたからでした。人は、誰しも自分の弱いところや失敗というものをできれば隠しておきたいのではないでしょうか。しかし、自分のよくないところを隠して付き合おうとすると、どうしてもよそよそしくなってしまい、あたり障りのない会話しかできません。

自分が心を開いて弱さを見せたとき、相手も心を開いてくれるのです。ですから、私はあえて自分の失敗談を語りました。それも決して卑下するような語り口でなく、自分の特性としてです。今に至るまでつきあっている親友は、私の弱さを受け容れてくれている人です。

皆さんも始めてみませんか。ありのままの自分、弱い自分をさらけ出すということを。