聖歌隊「ゼノさんの日」イベント出演(ポーランド大使館にて) 聖歌隊「ゼノさんの日」イベント出演(ポーランド大使館にて)

聖歌隊は、駐日ポーランド共和国大使館で行われた「ゼノさんの日」のイベントに出演しました。
(ゼノ修道士に関しては、1学期始業式の学校長あいさつをご覧ください)
大使館を訪問できるということで、メンバー一同この日を楽しみに迎えました。
当日は、パネル展「ゼノさん、ありがとう」の説明をうかがい、朗読劇「ポーランドから来た 風の使者ゼノ」を観劇しました。聖歌隊は、「Celtin Prayer」や「Far Away」など 4 曲を披露し、また聖歌隊のメンバー2人がピアノ演奏を行いました。
最後にポーランド料理のオードブルをいただき、聖歌隊にとってとても貴重な経験をした 1 日となりました。

 

 

 

 

マッチ先生が贈る今月の一句ー4月 マッチ先生が贈る今月の一句ー4月

「子どもらの笑顔に似たり花水木」

生徒の皆さん、ご入学・ご進級おめでとうございます。

光塩女子学院では、年度ごとに学校目標が設定されています。いずれも校名の由来である「光と塩」にまつわるもので、今年度は「他者への愛」と設定されました。「愛」と聞くと、皆さんはどんなことを想像されますか。男女間の「愛」、友人間の信頼や結束の「愛」、それとも親が子を慈しむ「愛」でしょうか。

「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。」(ヨハネ福音書15章13節)という言葉は、生徒手帳に書かれていますが、ここで言われている「愛」は、神様の人間に対する「愛」であり、見返りを求めない無償の愛です。そのような「愛」を実現できる人などいるのでしょうか。

アウシュビッツで自ら他の囚人の身代わりになって亡くなったコルベ神父は、そのような「愛」を実現させた人として有名です。けれども私たちにコルベ神父のような行動がとれるのでしょうか。

また、震災で倒壊した家屋の下敷きになった家族を助けられずに津波や火災から逃げた人は、「愛」を生きなかった人と言えるのでしょうか。私は思います。誰しもが「自分の命を捨て」て他者を助けることなどできないと。

神様の「愛」をひしひしと感じながらも、人としてできる最大限の「愛」を実践するーそれが神様の喜ばれる道なのではないでしょうか。自分の命を捨てることなく生き延びた人は、家族の命を受け継いで精一杯生きることにより、「愛」を実践しているのだと確信しています。

皆さん、神様がくださったそれぞれのミッションを果たすことで、「他者への愛」を実現させていきましょう。