中3卒業探究ポスターセッション 中3卒業探究ポスターセッション
中3は、中等科3年間の締めくくりとして、卒業探究ポスターセッションにて、発表を行いました。保護者や先生、中2の後輩が見学する中、生徒一人ひとりがポスターの構成、発表の仕方に試行錯誤を重ね、今までの探究の集大成としての成果を堂々と発表しており、この3年間での大きな成長が見られる時間となりました。
中3は、中等科3年間の締めくくりとして、卒業探究ポスターセッションにて、発表を行いました。保護者や先生、中2の後輩が見学する中、生徒一人ひとりがポスターの構成、発表の仕方に試行錯誤を重ね、今までの探究の集大成としての成果を堂々と発表しており、この3年間での大きな成長が見られる時間となりました。
2月17日(土)に、国立天文台の菊田智史先生よる特別授業が行われました。
すばる望遠鏡などを使った遠方銀河の観測研究をしていらっしゃる先生から、「宇宙と仲良くなる1時間」というテーマでお話していただきました。
先生は、最新の望遠鏡で撮影した、思わず息をのむほど美しい天体の写真や動画も交えながら、天文学者になった経緯や、普段のお仕事の内容、宇宙や銀河の不思議、天文学の面白さや魅力、研究者としての生き方などについて、熱心にお話してくださいました。
講義の途中で、Mitakaという4次元デジタル宇宙ビューワーを用いて地球から宇宙に飛び出し、太陽系や銀河系、さらには宇宙の果てまで移動して、天体の形や様子、宇宙の大規模な構造を体感させていただき、まるで宇宙への小旅行をした気分になりました。
私たちのからだをつくっている元素や、身の回りにある元素は、星の生と死の繰り返しによってできたものなので、我々は星の子である、というお言葉や、正体不明の謎の物質であるダークマターで私たちの身の回りも包まれている、といったお言葉も印象に残りました。
生徒にとって、宇宙の壮大さや魅力を知り、天文学に対する興味関心をより一層深める貴重な機会となりました。
「梅が枝(え)にうっすら積もるなごり雪」
「店頭に菜花並びて旬(しゅん)を知る」
皆さんは「ちぢみほうれん草」という野菜を見かけたことがありますか。最近はスーパーマーケットでも見かけるようになりました。「ちぢみほうれん草」は「寒じめほうれん草」とも呼ばれており、通常のほうれん草とは違って肉厚で、甘味が強いのが特徴です。もともと寒さの厳しい東北地方で生まれたそうですが、今は全国に広まっているようです。ハウスで一定の大きさまで育て、外気が5度以下になったらわざわざ冷気に当てるとのこと。寒さに打ち勝とうと、ほうれん草は地面に張り付くように葉を広げ、葉がちぢれた状態に育つことから「ちぢみほうれん草」の名がついたそうです。
では、「ちぢみほうれん草」は、なぜ通常のほうれん草より甘いのでしょうか。厳しい寒さの中で、凍らないために糖分を増やしていくからだと言われています。ほうれん草にとって、厳しい寒さは相当なストレス。逆境と言っても過言ではないでしょう。
人間にとってもストレスや逆境は、ありがたくないもの。できればあってほしくないものです。しかし、歴史上に名の残る偉人達を調べてみると、その多くは、逆境を乗り越えて偉業を成し遂げています。逆境を逆境ととらえず、今こそが自分を強くしてくれるチャンスととらえてみてはいかがでしょうか。私も「ちぢみほうれん草」が与えてくれたメッセージを大事にして生きていこうと思っています。
高円寺阿波踊りの「東京新のんき連」の皆様をお招きして、「体験!高円寺阿波踊り」の特別講座が開催されました。
体育館に響きわたる「鳴り物」にお祭りの雰囲気を感じながら、迫力のある踊りが目の前で繰り広げられ、参加した生徒たちは目を輝かせて見入っていました。「踊り」体験、「鳴り物」体験にも積極的に参加しました。光塩の地元の夏の大イベントが今から待ち遠しく感じます。「東京新のんき連」の皆様、お忙しいなかのご来校ありがとうございました!
2月21日、本校と津田塾大学(学長:髙橋裕子/東京都小平市)は、高大連携に関する協定を締結しました。本協定は、相互の信頼関係に基づき、双方の教育及び研究機能についての交流‧連携を通じて、教育全体の活性化を図ることを目的としています。
締結式には、津田塾大学から髙橋裕子学長、小舘亮之副学長、山本真之学長補佐、斉藤治人事務局長、五十嵐俊也経営企画課長が出席され、本校からは烏田校長、齋地教頭、重岡教頭が出席しました。
締結式では、協定書への署名、写真撮影の後、和やかな雰囲気の中で意見交換等を行いました。
協定に関する津田塾大学のホームページはこちら(外部リンクへ飛びます)
現在、正面玄関では62回生のお二人の著書と光塩へのメッセージが展示されています。
多方面で活躍するお二人のプロフィールは以下の通りです。
小林エリカさん
光塩女子学院初等科・中等科・高等科卒62回生。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。目に見えない物、時間や歴史、家族や記憶、場所の痕跡から着想を得た作品を手掛ける。著書は小説『トリニティ・トリニティ・トリニティ』(英語版 「Trinity, Trinity, Trinity」翻訳Brian Bergstrom(AstraHouse刊)は日米友好基金日本文学翻訳賞)2022-2023(JUSFC)を受賞『マダム・キュリーと朝食を』(第27回三島由紀夫賞候補、第151回芥川龍之介賞候補)(共に集英社)、『最後の挨拶 His Last Bow』(講談社)、コミックに“放射能”の歴史を辿る『光の子ども 1-3』(リトル・モア)、絵本に『わたしは しなない おんなのこ』(岩崎書店)他。
さーたりさん(佐藤祥未さん)
1996年光塩女子学院高等科を卒業後、杏林大学医学部医学科に入学。順天堂大学肝胆膵外科に入局したのち、現在は複十字病院消化器外科に勤務。外科医の仕事、3児の母の生活を漫画にしたブログ「腐女医が行く!」KADOKAWAから刊行中の「腐女医の医者道」シリーズやWEB連載など医学をわかりやすく、かつ面白く描く漫画家として活動中。
脚本家、作家として幅広くご活躍中の57回生福田裕子さんより、ご著書が寄贈されました。
こちら、角川つばさ文庫より出版されました『紫式部日記』と『枕草子』には光塩生への手書きのメッセージも添えてくださいました。
古典文学の奥深さを探究しながらも、その魅力を現代の読者にもわかりやすく伝えることを目指された、文学への愛情と表現の悦びに溢れたご著書です。
光塩生がすぐ手に取れるよう、ただいまは職員室前の廊下に展示されております。
総合の時間に、English Performance Dayを開催しました。
有志の12組が、歌・オリジナルのスキット・自分の通学路や好きなもの等について、英語で発表しました。努力して準備した仲間の発表に、生徒たちは皆熱心に耳を傾け、クイズなどにも積極的に参加して盛り上がり、英語漬けの楽しい時間となりました。いずれの発表もスライドや小道具を使って、よく工夫されており、参観したALTの教員からもお褒めの言葉をいただきました。
高等科1年生では、主権者教育の一環として、杉並税務署の方をお招きして租税教室を実施しました。
租税の仕組みについての概説に続き、後半は「税の公平ゲーム」。地域の公園を作る費用をまかなうために、収入の異なる3者からいくらずつ税を負担してもらうかを、周りの生徒と話し合いながら考えます。これは税の垂直的公平と水平的公平について、わかりやすくつかんでもらうための問いかけでした。生徒たちからは、「“税は社会という組織の会費”という言葉が印象的だった。私たちは社会を支える側、かつ支えられる側でもあるから、税は必要なものなのだと、税に対するイメージがポジティブになった」「どう課税するのが公平かは、視点によって変わることに気づき、公平性の奥深さについて改めて考えた」などの声が聞かれました。中には「税務署の職員の方々がこのお仕事を選んだきっかけについてのお話が、進路選択の参考になった」という生徒もいました。
生徒たちにとって、社会の一員としての自覚を持つ貴重な学びの機会となりました。