ウクライナ応援チャリティーコンサート ウクライナ応援チャリティーコンサート
3月25日(土)、聖歌隊と高3有志がウクライナ応援チャリティーコンサートに出演しました。
聖歌隊は「Veni Domine」と「One small child」、高3有志は「ツバメ」「空も飛べるはず」「キセキ」を披露し、ウクライナの平和と復興を願いました。
3月25日(土)、聖歌隊と高3有志がウクライナ応援チャリティーコンサートに出演しました。
聖歌隊は「Veni Domine」と「One small child」、高3有志は「ツバメ」「空も飛べるはず」「キセキ」を披露し、ウクライナの平和と復興を願いました。
2022年度終業式に引き続いて、中等科卒業証書授与式が行われました。授与式には、平日にも関わらず、多くの保護者の方が来校されました。式では一人ひとりの氏名が読み上げられ、校長から手渡される卒業証書を、中等科での3年間をかみしめるように受け取っていました。
校長祝辞では、この3年間を振り返りながら、この学年の他者への寛容さや前向きに物事に取り組むひたむきさを称賛していました。2020年4月、コロナ禍とともに始まった中等科生活。予定されていた行事が次々と中止される中で学院生活を精一杯楽しんだ中1、少しずつ制限が減る中で交友関係が深まり、学年としての団結力が育まれた中2、そして、制限つきながら体育祭・修学旅行が実施でき、思いっきり力を発揮した中3。
校長は、これまで見守ってくださった保護者の方々への感謝と4月から高校に進学する彼女たちが、さらにお互いを高め合い、支え合って充実した高校生活を営んでいくことができるようにと祈りをこめて祝辞を結びました。
咲き初めた桜に慈雨降り注ぐ日、第89回卒業式が挙行されました。
まず生徒の氏名が読み上げられ、一人ひとりに卒業証書が手渡され、卒業生たちは感慨深げに証書を受け取っていました。
コロナ禍で入学式がなかった89回生にとってこの式は生涯忘れられないものになることでしょう。
卒業生代表の答辞に綴られていたのは、コロナ禍が始まり、登校できない日々が続く中で前校長や教職員たちが行ったオンライン授業の導入や在校生への激励メッセージの配信に対する心からの感謝でした。そこには自分たちの辛さを嘆くよりも教職員の苦労を気遣う優しさが表れていました。また、予定していた修学旅行が校内での代替プログラムに変更されたことについても学年の絆を深めることに繋がったと前向きにとらえ、代替プログラムを用意した教職員への謝辞が述べられていました。
答辞に加え、式の終わりに卒業生全員で歌う合唱の曲紹介にも特別だった3年間への熱い思いがこめられていました。殊に、様々な制約があったからこそ、何気ない日常のありがたさに気づくことができたという言葉にはコロナ禍を乗り越えてひと回りもふた回りも成長した89回生の姿がありました。続いての合唱は89回生皆の心の声そのもので、式場中が感動に包まれました。
「雨降って地固まる」-89回生の門出に相応しい雨の日の卒業式でした。
マッチ先生が贈る今月の一句 3月
「さよならは新たな出会いの第一歩」
「卒業を寿ぐ空は花曇り」
「逢うは別れの始め」という慣用句を聞いたことのある方は大勢いらっしゃると思います。これは中国の詩人白居易の詩に拠るものです。
卒業も一つの「別れ」と言えるでしょう。けれども、私はあえて言いたいのです。「別れこそ新たな出会いの始まり」であると。
真壁仁さんの「峠」という詩をご存じですか。その一節に「ひとつをうしなうことなしに別個の風景にはいってゆけない。」とあります。また、「たとえ行手がきまっていてもひとはそこでひとつの世界にわかれねばならぬ」(昭和詩集㈠日本詩人全集33 新潮社より)とも書かれています。
これまで過ごしてきた世界に別れを告げるのは寂しいと思われるかもしれませんが、その寂しさを乗り越えないと、新たな世界へ旅立つことができません。
4月から始まる新たなステージへ、希望をもって進んで行きましょう。マッチ先生は皆さんの新たな門出を心から応援しています。
中・高等科の生徒が表彰されました。
卒業する高3のための送別会が生活委員会主催で行われました。今年度も高2のみがその場に集い、高1は動画での参加となりました。
第一部は高3送別ミサで、門出する高3生の前途を祝しました。第二部は、高2による出し物と高1による動画でした。
高2は、限られた練習時間でダンス・ミュージカル・ピアノ連弾を完成させて精一杯のおもてなしをし、高3からの温かい拍手に迎えられました。高1の動画は、部活毎に指導してくれた先輩への感謝を述べるパートと高3の光塩で過ごした6年間の日々を写真とともに振り返るパートの2部構成で披露されました。高3生は、かわいい後輩の笑顔に思わず笑みを浮かべたり、懐かしい写真の数々に歓声を上げたりしていました。
短い時間ではありましたが、高3と後輩との心の交流が印象的な、和やかな会となりました。
今年度の探究活動の締めくくりとして、卒業探究ポスターセッションを実施しました。
各自が興味のあるテーマについて深く掘り下げ考察し、一枚のポスターに仕上げました。
口頭での発表、ポスター展示どちらも一人一人個性に溢れており、聴衆を惹きつける工夫の凝らした発表が多くみられました。
高3希望者によるアイメイト(盲導犬)との体験歩行が行われました。
公益財団法人アイメイト協会から2名のスタッフと3頭のアイメイト候補犬が来校してくださいました。
前半は協会の活動の歴史やアイメイトに関する説明を受け、その後、視覚障がい者が困っているときの対応の仕方をレクチャーしていただき数組のペアで実演体験をしました。
後半はアイメイト候補犬と体験歩行をしました。目隠しをしての体験歩行から生徒は様々なことを学んだようで、「視覚を遮られたことで周囲の音が普段より大きく聞こえ怖かったが、アイメイトに誘導してもらいながらなんとか歩くことができた」、「普段から障がい者の方が生活しやすい環境づくりに協力していきたい」、「体験歩行を通じてアイメイトが視覚障がい者の方の体の一部であるという意味が実感できた」といった感想が寄せられました。質疑応答では、視覚障がい者の方とアイメイトのマッチングやアイメイトの日常や活動について具体的な質問がだされ、協会の方が丁寧に答えてくださいました。最後は参加者全員とアイメイト候補犬との記念撮影で幕を閉じました。
体験会後にはスタッフの方から「積極的に多くの質問がでて、視覚障がいやアイメイト、協会の活動に関心を持たれたことが伝わってきました」とのお言葉をいただきました。生徒にとって様々な気づきにつながる良い体験となったようでした。
3月4日(土)に、高2の学校設定科目「教養演習」のイベントとして日本大学商学部商業学科専任講師、井上裕珠先生による講演会「自分らしく心地よく~大学教員としての日々~」が実施され、高1も合同参加しました。消費者行動論を専門に研究されている先生のお話は、私たちの身近な生活に直結した研究例が多く、カロリーをメニューのどこに表示すると1番購買意欲が高まるかという「カロリー表示研究」のお話や、オンラインショッピングにおいて製品を触ったり持ったりしたところを想像して画像を見るのとそうでないのとでは購買意欲に差が生まれるのかといった「触覚想像研究」のお話に加え、妬みの感情をポジティブに変換していく方法など、生徒の興味関心を次々と刺激する話題が盛りだくさんのご講演でした。ご自身が心理学の研究に行き着いたきっかけが、光塩生時代に中学三年生の公民の授業で配られた資料だったというエピソードや、一橋大学に入学するまでの受験勉強の様子、入学後の大学生活を、挫折や失敗談も交えながら正直に語られる姿には、進路に悩む多くの生徒が励まされたようです。また、「入試の試験科目以外の科目を含むすべての勉強が、教養をもたらし、人間としての深みを与えてくれる」という言葉から、目の前の勉強の意義を考え直したことを、多くの生徒が感想文に書いていました。第三者に見られたい自分の姿ではなく本当の自分を見つめることの大切さを訴えられた先生のメッセージは、自分の選んだ進路についてそれぞれが前向きに明るい気持ちで振り返る機会となりました。