教養演習 教養演習
高2教養演習の授業では、NPO法人ガリレオ工房・サイエンスプロデューサーの原口るみ先生による特別講座が実施されました。
光塩の卒業生でもある原口先生は、テレビドラマの科学分野の監修や理科教育の実践など、ご自身の経験を交えながら、「主を畏れることは知恵の初め」というタイトルでお話しくださいました。地震や津波といった災害のメカニズムや、自然の脅威に対する「正当なこわがりかた」についてのお話がたいへん分かりやすく、うなずく生徒が大勢いました。
高2教養演習の授業では、NPO法人ガリレオ工房・サイエンスプロデューサーの原口るみ先生による特別講座が実施されました。
光塩の卒業生でもある原口先生は、テレビドラマの科学分野の監修や理科教育の実践など、ご自身の経験を交えながら、「主を畏れることは知恵の初め」というタイトルでお話しくださいました。地震や津波といった災害のメカニズムや、自然の脅威に対する「正当なこわがりかた」についてのお話がたいへん分かりやすく、うなずく生徒が大勢いました。
生活委員会では6月下旬に「グッドマナーズ週間」を実施しました。
校舎の吹き抜けには「GOOD MANNERS」の文字の横断幕が掲げられ、委員たちが考案した標語のポスターが校内を飾ります。校門前では、委員たちが登校中の生徒たちに元気な挨拶でよびかけました。
委員会の実行役員からのメッセージです:「皆さんは普段から挨拶をしたり、身だしなみに気を遣うことができていますか。一人一人が良いマナーを意識することで学院全体の雰囲気が良くなります。挨拶をすることで相手と心を通い合わせることができ、時には互いに心を開き合う第一歩となることでしょう。」
第48回光塩祭が開催され、各クラブ・学年が一年間積み上げてきた成果を発表しました。今年のテーマは「nova」。「新星」という意味です。このテーマにこめられた2つのメッセージを、実行委員長の言葉から抜粋してお伝えします。
第一に、新星の発生、私たちが周りの人や環境とのかかわりを通して自分のなかの秘めた可能性に気づき、そこに光をあて、自分自身を輝かせていく過程になぞらえることができます。自分らしい、自分ならではの輝きに気づき、それを育み続けることで、社会の一員として自信を持って力を発揮することができるのです。”自らの持つ光で、周りを明るく照らす—”これは、光塩生が大切にする心、「光」の精神です。…中略…
第二に、新星は、近接する恒星の存在なしには起こることのない現象と言われています。これは、私たちがそれぞれの役割に責任を持ち、時には誰からも見えないところで他者を支え続けるはたらきと重ねることができます。”自らの持つ味を、他者のために—”これは、光塩生が大切にするもうひとつの心、「塩」の精神です。私たちは学院生活を通し、何かを成し遂げるためには、参加する全員の協力や支えあいが欠かせないということを学んできました。ひとりひとりの持ち味、役割、責任が重なり合い、響きあって、ひとつの光塩祭を作り上げています。…後略… 光塩祭実行委員長 K.Y
実行委員会が主となって行なった校内装飾とクラブの発表の一端をご紹介します。
高等科1年生では、主権者教育の一環として読売新聞 教育ネットワーク事務局 専門委員 鈴木美潮(すずきみしお)氏によるご講演が行われました。
講演は身近な話題から始まり、18歳選挙権、主権者として必要な情報の受け取り方・考え方へと展開していきました。バルタン星人の襲来を想定して新聞の紙面構成を考えてみたり、最近の芸能界の話題をもとにフェイクニュースの拡散のスピードを実感したりするうちに、ふだん見慣れている新聞やSNSの持つ特徴に、はっと気づいた生徒が多かったようです。
講演後、「新聞を読むと、一つの事実をいろいろな角度から見ることができるのが分かった」「あと数年で有権者になる私たちにとって、新聞がとても大切なツールだということが分かった」などの感想が寄せられ、2年後に有権者となる自覚が芽生えているようでした。
春の遠足で、中1は河口湖の近くにある森と湖の楽園へ行きました。校外活動が初めて、しかも団体行動が初めての中1でしたが、クラスで組んだ班で楽しく宝探しゲームを行うことができました。協力しあって暗号を解いたり、宝箱を探したりするうちにいつの間にか、打ち解け合っていく様子が窺えました。身体を動かした後は、皆が楽しみにしていたお弁当とおやつの時間。帰りのバスでも疲れた様子はなく、歌を歌ったり元気に談笑したりしていました。新しい友人もできて思い出深い一日になったようです。
5月、高2を対象に「金融経済教室」を実施しました。現在、金融庁職員である本校の卒業生が、「ライフデザインと資産形成」と題して金融リテラシーの講義を行いました。今後の進路を明確にしていく時期の高2にとって、金融という視点からライフプランニングを見直せたのは、とても新鮮で有意義な機会でした。生涯収入や、三大費用と言われる「教育」「住宅」「老後」の具体的な金額、資産形成の手段といった具体的な方法を知ることができ、アンケートには「今後大学に入るのにどれだけのお金がかかるのかが分かって驚いた」「自分の家はどのように資産を形成しているか両親に聞いてみようと思った」などの感想が見られました。
中等科・高等科入学式
2019年度入学式が行われました。新入生は氏名が読あたちみ上げられると、元気に「はい」と言って立って会釈し、全員が呼ばれた後に校長から入学許可宣言が出されました。次に中等科・高等科各々の代表が入学にあたっての宣誓をし、高等科の代表者が校名の由来であるマタイ福音書5章13~16節を朗読しました。校長式辞では、人は皆「光」として、「塩」として選ばれたかけがえのない存在であることが強調され、互いに尊重し合い、高め合ってほしいとの願いが述べられました。
ミサ・始業式
2019年度第1学期始業ミサが高円寺教会で、始業式がメルセダリアンホールで行われました。中1が初めて参加したミサの中で、神父様は、私たちの存在そのものが「世の光」・「地の塩」なので、ありのままの自分に自信を持つようにと話されました。式では、校長から学校目標「光と塩」に基づく学年目標が紹介され、一人ひとりが目標を意識して学校生活を送ってほしいとの言葉がありました。それに応えるようにどの学年も新年度への期待と意気込みを抱いて式に臨んでいました。
3月、「武蔵野大学 第5回数理工学コンテスト」の授賞式が行われました。
全国の中学生、高校生、大学受験生から215作品の応募があり、本校からは次の3作品が選ばれました。
優秀賞 中等科2年 H.D.さん
タイトル「降水確率何%から傘を持って行くのがよいか」
選考委員賞 中等科1年 H.O.さん、M.O.さん
タイトル「エスカレーターの片側歩行・両側停止の比較
~2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて~」
ジュニア奨励賞 中等科2年 M.H.さん
タイトル「夕食のちりめんご飯から見えたこと」
【第85回高等科卒業式】
暖かな春の日差しの降り注ぐ中、第85回高等科卒業式が催行されました。式の中で、校長から一人ひとりに卒業証書が手渡され、3ヶ年皆勤者と3ヶ年精勤者への賞状授与と保護者への花束贈呈がありました。校長式辞では、この学年のエレガントさと他者への細やかな心遣いが称えられました。来賓祝辞・在校生総代送辞に続いて行れた卒業生総代答辞では、高校生活3年間の思い出、特に体育祭応援合戦での成長ぶりが語られ、この体験を糧にしてそれぞれが新天地で自分の道を切り開いていく決意が述べられました。答辞の後、クリスマス会で金賞を受賞した合唱曲「くちびるに歌を」を卒業生が心を合わせて歌い、式場全体が感動に包まれました。
【ミサ・終業式・中等科卒業証書授与式】
中等科を巣立つ中3生徒たちのためにミサがささげられました。ミサの中でヨハネ福音書が読まれ、神父様から「愛する」とは「なんの見返りも求めず、人のために生きること」とのお話があり、他者への小さな心配りを重ねていきましょうと話されました。終業式では、校長が今年度を振り返り、各学年がどのように学年目標を達成していったかについて話しました。
終業式後の中等科卒業証書授与式には平日にもかかわらず、多くの保護者が出席されました。義務教育の修了という大きな節目を迎えた中等科卒業生たちは、笑顔で校長から卒業証書を受け取り、式後に合唱コンクールで歌った「Gifts」を披露しました。生徒たちは、3年間のさまざまな思い出がよみがえり、感極まった様子でした。この3年間の思い出を胸に、高校生活へと羽ばたいていってほしいと思います。